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4Kゲーミング性能をアピール、Core i9-9900Kの発売記念イベントをIntelが開催

Battlefield Vのエキシビジョンマッチやバーチャルキャストの体験会も text by 日沼諭史

 11月23日に、Intelの新型CPU発売記念イベント「第9世代インテル Core i9-9900Kプロセッサー発売記念 ゲーマー応援イベント~Core i9がゲームをもっと楽しくする!~」が開催された。

 会場は「e-sports SQUARE AKIHABARA」と「通運会館」の2箇所。Core i9-9900K搭載PCによる「Battlefield V」のエキシビジョンマッチや「SOULCALIBUR VI」のトーナメント大会、バーチャルキャストの体験会などが実施されたほか、Core i9搭載PCの試遊台も用意され、最新PCのパフォーマンスを体験できるようになっていた。

エキシビジョンマッチなどが行われた「e-sports SQUARE AKIHABARA」
デモスペースなどがメインとなっていた「通運会館」
ショップ連動のキャンペーンも実施された

古いCPUではグラフィックスカードがもったいないCore i9-9900Kが引き出すビデオカードの性能を紹介

e-sports SQUARE AKIHABARAの会場の様子

 e-sports SQUARE AKIHABARAでは、最初にインテル パートナー事業本部の渥美氏がCore i9-9900Kの概要と従来製品との性能の差を解説した。

 同氏によれば、独自に「Battlefield V」でベンチマークを取ったところ、新しいGeForce RTX 2080や前世代のGeForce GTX 1080であっても、Core i9-9900K搭載機なら4K解像度時(レイトレーシングOFF)に40~60fpsの高いパフォーマンスでプレーできるとアピール。ゲームプレー中でもCPU使用率が高くなりすぎず、ゲームに影響を与えることなく動画配信やチャットなどをする余裕がさらに増えたと話した。

会場に設置されたCore i9-9900Kのパッケージを模したオブジェは照明で七色に変化
インテル株式会社 パートナー事業本部 技術部 部長の渥美和彦氏

 一方で5年前のハイエンドCPUだったCore i7-4770Kは、CPU以外同等のハードウェア構成でもその半分程度のフレームレートでしか描画できず、「グラフィックスカードがもったいない」ことに。GeForce RTX 2080のようなハイエンドGPUを使う場合は、Core i9-9900Kが最大限にそのポテンシャルを発揮できると結論づけた。

4K解像度における歴代ハイエンドCPUの性能比較(Battlefield Vのフレームレート)
Core i9-9900Kでは他のどれよりもフレームレートは高いが、CPU使用率は低い
おまけで4K×3画面でBattlefield Vを試してみたという同氏。映像は美しかったものの、ほとんど1桁fpsでプレーは困難だったとのこと

 その後同会場では、現在活躍中のプロゲーマー4人が、そんな高いパフォーマンスを誇るCore i9-9900Kを搭載したPCを用いて、11月20日に正式発売されたばかりのFPS「Battlefield V」に挑戦。

 オンライン上の最大64人が32人ずつに分かれて同時に対戦し、フィールド上の拠点を奪い合う「コンクエスト」に、4人が分隊として参加する形でデモプレーを行なった。

Akagami氏、XQQ氏、ぜるにゃん氏、BEESUN氏の4人のプロゲーマーがBattlefield Vに挑戦

 会場の実況モニターでは、プレーヤーの機敏な操作に追従しながら、第二次世界大戦をモチーフにした戦場のきめ細かな映像表現が一切のコマ落ちなく描画されていた。その様子を離れたところから見ていても、いつしか画面に引き込まれ、まるで戦場に入り込んだかのような錯覚を起こしそうになるほど。

 エキシビジョンマッチを終えた4人のプロゲーマーは、「こんなに滑らかにプレーできるとは」「Battlefield Vは破片、爆発が多いが、それが細かいところまでよく見えた」「今までないほどに(操作が)軽く感じた」と、口々にCore i9-9900Kのグラフィック描画性能とゲーム性能の高さを訴えた。

めまぐるしく変わる戦況に、目で追うのが困難なほどの素早い操作で対応するプロゲーマー。そんな動きにもグラフィック描画はしっかり追従していた

 また、対戦格闘ゲーム「SOULCALIBUR VI」を用いた大会「SOULCALIBUR VI:9900K カップ」も行われ、当日の予選トーナメントを勝ち抜いた一般参加者2名と、招待選手2名による準決勝および決勝戦が実施。立ち見が出るほどの盛況となり、最初の準決勝からシーソーゲームの様相を呈した熱戦に会場が沸いた。

「SOULCALIBUR VI:9900K カップ」の準決勝と決勝も行われた。BO5(5試合中3試合先取。各試合3ラウンド先取)のルールで、初っ端から5試合目までもつれこむ熱戦に

 その他、「バーチャルキャスト体験会生中継」も行なわれ、VRヘッドセットを装着してリアルタイムで3Dアバターを操作しながら複数人とコミュニケーションできる「バーチャルキャスト」をデモ。女性キャラのVTuberの3人と、もう1つの会場である通運会館に設置された機材から参加した一般の来場者が、仮想世界でやりとりする様子を会場のモニターで放映した。

「バーチャルキャスト体験会生中継」
通運会館の会場に設置された機材から一般の来場者が参加できるようになっていた
こうしたバーチャルキャストは、写真のインテル NUC キットのような小型PCでも可能という

多くの人でにぎわった「Touch & Try」会場、Core i9-9900K搭載ゲーミングPCの試遊台を多数用意バーチャルキャストの体験ブースは人気で大混雑

「Touch & Try」会場となった通運会館の様子

 通運会館ではPCパーツメーカー各社が手がけるCore i9-9900K搭載ゲーミングPCの展示に加え、実際にゲームもプレーできる「Touch & Try」が実施。

 「Battlefield V」や「SOULCALIBUR VI」などを自由にプレーして、誰でもその性能の高さを体感できるようになっていた。

 また、こちらの会場ではバーチャルキャストの体験会も実施されていたが、常に人だかりができており、人気の高さを見せつけられるかたちとなった。

非常に盛り上がっていたバーチャルキャストの体験コーナー、常に人だかりができていた
PC Watch編集長の若杉氏とモデルでゲーマーの黒田瑞貴さんのトークセッションもこちらの会場で行われていた
ASRockのブース、Z390マザーボードやコンセプトPCを展示
ASUSのブース、Call of Dutyコラボレーションモデルをアピール
GIGABYTEのブース、上位モデルのAORUSシリーズをアピール
MSIのブース、Z390搭載マザーボードの主要モデルを展示
Core i9-9900Kのパッケージを模したPCケース(非売品)、内部にはもちろんCore i9-9900Kを搭載し、ビデオカードはGeForce RTX 2080 Tiを使用
ゲーム試遊台のPCもやはりCore i9-9900K搭載、TSUKUMOの「G-GEAR」やサイコムの「G-Master」などが多数設置されていた
ショップ連動のSNSラリー参加者にはIntelグッズなどもプレゼントされた
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