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クリエイター向けの高機能NAS「TVS-x72XT」がQNAPから、計3モデル

Thunderbolt 3や10GbE搭載、ビデオカード増設にも対応

写真はTVS-672XT-i3-8G

 Thunderbolt 3や10GbE、NVMe SSDに対応したハイエンドNASキットがQNAPから登場、「TVS-x72XT」シリーズが発売された。ラインナップは4ベイ、6ベイ、8ベイの3機種で、8ベイモデルでは第8世代のIntel Core i5を搭載している。

 店頭価格(以下、税込表記)は4ベイ(TVS-472XT-PT-4G)が213,840円、6ベイ(TVS-672XT-i3-8G)が278,640円、8ベイ(TVS-872XT-i5-16G)が354,240円。

 販売ショップはオリオスペック

ビデオカード増設によるGPGPUにも対応するクリエイター向けNAS

 TVS-x72XTシリーズは、Thunderbolt 3と10GbE LANを備えた映像製作向けのハイエンドNAS。高速なインターフェースによりMACやWindows PC間でシームレスなデータのやりとりが行えるほか、4K動画や高画質写真など、広帯域を要求するアプリケーションにも対応できる。また、HDDベイとは別にM.2 SSDスロットを2本搭載しており、ストレージのレイテンシを減少させるSSDキャッシュや、アプリケーションの使用頻度毎にSSDとHDDに自動的に割り振る「Qtierテクノロジー」を利用できる。

TVS-672XT-i3-8G

 また、本体にはPCIe 3.0x4スロットが用意されており、ビデオカードによるGPUエンコードやGPGPUを利用したり、QNAP QM2カード(別売り)によるM.2 SSDキャッシングや10GbEポートの追加、ワイヤレスネットワークカードによる無線アクセスポイント化など、機能追加が行える点も特徴。

 シリーズ共通の仕様は、各ベイのインターフェースは6Gbps SATAで、3.5インチまたは2.5インチのSATA HDD/SSDをサポートする。拡張スロットはPCIe 3.0 x16×1(Thunderbolt 3カード取り付け済み)、PCIe 3.0x4×1、M.2×2(Type 2280、NVMe対応)。メモリスロットは2本で、最大32GB(16GB×2)まで増設できる。搭載インターフェースはHDMI 2.0、Thunderbolt 3×2、10GbE LAN×1、1000BASE-T LAN×2、USB 3.1 Type-C×2、USB 3.1 Type-A×2、USB 3.0、マイク入力、ライン出力・スピーカー出力(排他利用)。

TVS-472XT-PT-4G

 各モデルの仕様は、TVS-472XT-PT-4Gがベイ数4で、CPUはPentium Gold G5400T(2コア/4スレッド、3.10GHz)、メモリはDDR4 SODIMM 4GB(2GB×2)。本体サイズが188.2×199.3×279.6mmで、重量は5.4kg。

 TVS-672XT-i3-8Gはベイ数6で、CPUはCore i3-8100T(4コア/4スレッド、3.10GHz)、メモリはDDR4 SODIMM 8GB(4GB×2)。本体サイズが188.2×264.3×279.6mm、重量が6.55kg。

 TVS-872XT-i5-16Gはベイ数が8で、CPUはCore i5-8400T(6コア/6スレッド、ベース1.70GHz/ターボ時3.30GHz)、メモリはDDR4 SODIMM 16GB(8GB×2)。本体サイズが188.2×329.3×279.6mm、重量が7.06kg。

TVS-872XT-i5-16G
[Amazonで購入]

[撮影協力:オリオスペック]