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実売69万円以上、クリエイター向けの「Quadro RTX 6000」が店頭入荷

24GBのGDDR6メモリを搭載

 NVIDIAのプロフェッショナル向け最新GPU「Quadro RTX」シリーズを搭載したビデオカードが店頭に登場した。ツクモパソコン本店ではエルザ ジャパンによる保証付きの「Quadro RTX 6000(ENQR6000-24GER)」が販売中だ。

 店頭価格は税抜き645,000円(税込696,600円)。

CUDAコア4,608基とGDDR6 24GBのクリエイター向けのビデオカード

 Quadro RTXはTuringアーキテクチャを採用したデスクトップワークステーション向けのGPU。最多でCUDAコア4,608基のほか、ディープラーニング向けのTensorコア576基、レイトレーシング向けのRTコア72基が搭載されており、デザイナーやアーティストといったクリエイターの生産性向上や時間・コストの削減を実現するとしている。レイトレーシング性能は最大10 GigaRays/sを公称する。

 2枚のビデオカードの同時使用を実現してパフォーマンスを高めるNVLinkや、VRヘッドマウントディスプレイをUSB Type-Cケーブルのみで接続できるようにするVirtualLinkもサポートされる。

 ラインナップは4種類で、上位から「Quadro RTX 8000」「Quadro RTX 6000」「Quadro RTX 5000」「Quadro RTX 4000」。最上位のQuadro RTX 8000には48GBのGDDR6メモリが搭載され、NVLink使用時は96GBまでメモリ容量を拡張できる。

 今回登場したQuadro RTX 6000の主なスペックは、CUDAコア数が4,608、Tensorコア数が576、RTコア数が72、搭載メモリがGDDR6 24GB、メモリインターフェイスが384bit、メモリバンド幅が672GB/s、レイトレーシング性能が10 GigaRays/s、浮動小数点数演算性能が16.3TFLOPS。カードの厚さは2スロット分で、映像端子はDisplayPort 1.4×4、USB Type-C×1、電源端子は8ピン×1、6ピン×1。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]