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大阪で「なんばDIY祭り」が開催、満員御礼の大盛況!自作PC関連メーカーが集結した大型イベント

ショップ/個人ブース編 text by 石川ひさよし

大型イベント「なんばDIY祭り」
会場は多くのユーザーが来場し、終始活況だった

 2月2日に大阪で複数のPCパーツ/周辺機器メーカーが一堂に集まった合同イベント「なんばDIY祭り」が開催された。開催地は大阪観光のメッカである戎橋にほど近いTKP大阪難波カンファレンスセンターの8階。

 関西における電気街「日本橋」からは距離のある場所での開催だったが、1フロアを使い切る会場には24のメーカー、ショップなどがブースを出展。開始直後から終了まで来訪者で溢れ、48名収容できるセッション用の客席も立ち見が出るほど。関係者も「大入り」と口を揃えるほどの盛況だった。

 今回レポートでは、CPU/マザー/ビデオカードメーカー編ストレージ/周辺機器メーカー編、ショップ/個人ブース編の3編に分けて、会場の展示品を中心にイベントの様子を紹介する。

 前2編に続き、この記事ではショップ/個人ブース関連の様子を中心にお届けしよう。

Bauhutteは寝そべってPCゲームを楽しむスタイルを提案

 Bauhutteはゲーミングチェアのリクライニングを最大限倒し、寝そべってPCゲームを楽しむスタイルを提案。同社のゲーミングデスクとゲーミングチェアを使い、実際の使い心地を試せるデモを行っていた。

 このスタイルでPCを操作できる環境はあまりないため、実際の使用感を確認しているユーザーも多かった。また、ブースの横にはゲーミングをうたう着る毛布「ダメ着4G」も展示されていた。

寝そべってゲームを楽しむスタイルを提案
使用感を試すユーザーも多くみられた
こちらはゲーミングチェア + ゲーミングデスクの組み合わせ
こちらはゲーミング座椅子 + ゲーミングデスクの組み合わせ
着るゲーミング毛布「ダメ着4G」

勝つためのゲーミングヘッドセットの選び方をe☆イヤホンが解説

 e☆イヤホンは特におすすめなゲーミングヘッドセット5モデルを紹介。ゲームで勝つためにはどのような部分がポイントになるのか、モデルごとに解説文が添えられていた。

 解説は、ゲーマーでもあるe☆イヤホン 梅田EST店のオリバー氏によるもの。例えば、SENNHEISER GSP 600であれば、「音に迫力がないが、逆にそれが最高峰の音のバランス・定位感に繋がっている」、「Hyper X Cloud Revolver S」であれば「足音がびっくりするほど聞こえる」といった具合に、ゲームでどのあたりが有利に働くのかが解説されていた。

ゲームで勝つために選ぶポイントを解説
同社のオリバー氏はゲーム大会でも実績を残しているゲーマーだ
ゲームで勝つためのモデルとして一押しになっていた「SENNHEISER GSP 600」
足音がガンガン聞こえるという「Hyper X Cloud Revolver S」
装着感などに優れる「steelseries Arctts 5」

TITAN RTXを搭載したコンセプトPCをツクモ G-GEARが展示

 ツクモのゲーミングPCブランド「G-GEAR」はTITAN RTXを搭載したコンセプトPCを展示。TITAN RTXは入手が難しいビデオカードではあるが、こうした特注モデルであれば購入可能な点をアピールしていた。

 展示されていたのはRyzen 2700X + TITAN RTX搭載のハイエンドモデルで、TITAN RTXの在庫があれば注文から3週間前後で納品が可能だという。特注モデル扱いにはなるが、こうした珍しいパーツを組み込んだPCも用意できるとのこと。

ツクモ G-GEAR GX7A-B181/XTをベースにしたコンセプトモデル
TITAN RTXを搭載
LEDイルミネーションも楽しめるモデルになっている
PCの構成
ゲームを使用してパフォーマンスのデモも行われていた

門馬ファビオ氏が水冷PC組み立てを実演、ハードチューブの加工も

 有名Modder門馬ファビオ氏のブース「Moma Garage」では、水冷PCの組み立てを実演。

 Thermaltakeの水冷パーツをメインに使用し、開場時間内に水冷PCを完成。実演中はハードチューブの曲げ加工のポイント解説や、冷却液の充填方法なども紹介された。

 門馬氏はMOD PCの制作やPCパーツの加工なども請け負っており、群馬に「Moma Garage」を構え注文を請け負っている。ブースには加工パーツのサンプルが展示されており、装飾を施された水冷ラジエーターや金属製のファンカバー、アクリル板へのレーザーエッチングのサンプルなどが展示されていた。

水冷用ハードチューブの加工を実演
水冷PCへ冷却液を充填する際の注意点なども紹介
イベント会場で制作した水冷PC
「Moma Garage」ではこうしたPCパーツの装飾なども請け負っている
オリジナルの金属製ファンガードなども製作可能
アクリルへのレーザーエッチングのサンプル

PCワンズは格安液晶ペンタブレットやゲーミングディスプレイを展示

 PCワンズは「XP-Pen」製の液晶ペンタブレットや、Pixioのゲーミング液晶ディスプレイを展示。

 XP-Penの液晶ペンタブレットはコストパフォーマンスに優れるモデル。通販などでの取り扱いは多いが、店頭で見かけることは珍しく、国内で店頭デモを行っているのはPCワンズのみとのこと。

 併せて展示されていたPixio製のゲーミング液晶ディスプレイも、国内で店頭デモを行っているのはPCワンズのみとアピールされていた。

XP-Penの液晶ペンタブレットを展示
国内でXP-Pen製品の店頭デモを行っているのはPCワンズのみとのこと
ゲーミングディスプレイ「Pixio PX276」
PCワンズの公式キャラクター「わんこちゃん」のグッズ配布も行われていた
こちらは「わんこちゃん」のポストカード

Core i9-9900Kの7GHz動作をデモ、オーバークロッカー清水氏が極冷を実演

 オーバークロッカー清水氏のブース「シミラボ」では、極冷のデモを実演。AMD環境とIntel環境それぞれで冷却方法の解説などを行っていた。

 この日、Core i9-9900Kを使ったオーバークロックでは7GHz動作を達成。記録を狙いに行った際などはギャラリーに囲まれ、賑わいを見せていた。

 今回のイベントは製品展示がメインだったが、こうした実演デモも人気は高く、他のブースでも実演中に人だかりができているのを見かけることが多かった。

極冷マシーン
オーバークロッカー清水氏が実演
Core i9-9900Kの7GHz動作を達成
7GHz達成を見守るギャラリー
清水氏おなじみの液体窒素パフォーマンス
アクリル製のグッズも展示されていた

ステージセッションは立ち見も出る大盛況、ガラポン抽選会も

 ブース展示のほかはステージセッションも行われ、オープニングを務めたAMDのセッションなどは、スペースに入りきらないほどの人が詰めかけ、大盛況となっていた。

 このほか、大阪 日本橋のショップを周ることでガラポン抽選会に参加できるスタンプラリーも行われ、多くのユーザーが抽選に参加していた。

AMD x ジサトラのセッションは超大盛況に
ASUSのセッションも多くの人で賑わっていた
ステージセッション一覧
日本橋のショップを周るスタンプラリー参加者向けのガラポン抽選会も実施
ガラポン抽選会の景品
イベント開場直後の景品の山
一般坂のオーバークロッカーが持ち込んでいた「EVGA Z390 Dark」
表面実装のSMT DIMMスロットを備えるのが特徴で、裏面にバリなどが無い

[制作協力:ツクモ]