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レイトレ対応のプロ向け廉価モデル「Quadro RTX 4000」が発売、1スロット仕様

 NVIDIAのプロフェッショナル向けGPU「Quadro RTX」を搭載したビデオカードに新モデルが登場、「Quadro RTX 4000(ENQR4000-8GER)」が発売された。販売元はエルザ ジャパンで、店頭価格は税抜き145,000円(税込156,600円)。

 販売ショップはツクモパソコン本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店

Quadro RTXシリーズの低価格モデル

 Quadro RTXはTuringアーキテクチャを採用したレイトレーシング対応のデスクトップワークステーション向けのGPU。1月にハイミドルの「Quadro RTX 6000」、2月にミドルモデル「Quadro RTX 5000」が発売済み。今回登場したのは発表済みのラインナップ中、もっとも下位の製品となる。

 Quadro RTX 4000の主な仕様は、CUDAコア2,304基、Tensorコア288基、RTコア36基、メモリ8GB(GDDR6、256bit)で、上位のQuadro RTX 6000(CUDAコア4,608基、Tensorコア576基、RTコア72基、メモリ24GB)と比較すると各コア数は半分、メモリは3分の1というスペックだが、店頭価格は604,000円に対して145,000円(どちらも税抜き)と、4分の1以下の価格で導入できる。また、上位モデルは2スロットを占有するが、本製品は1スロット仕様となっているのも特徴。ただし、2枚のビデオカードを同時利用してパフォーマンスを向上させるNVLinkはサポートされていない点には注意が必要だ。

 そのほかの仕様は、カードサイズが263.55×111.15×18mm。映像端子はDisplayPort 1.4×3、VirtualLink(USB Type-C)×1。補助電源は8ピン×1。

 付属品はクイックスタートガイド、サポートガイド、USB Type-C to DP 変換アダプタ、製品保証書で、保証期間は3年間。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]