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昭和家電をモチーフにしたガジェット「ザ・昭和シリーズ」

テレビ、レコード、ラジカセの3モデル

 “昭和家電”をミニチュア化したタカラトミーアーツの家電ガジェット「ザ・昭和シリーズ」が登場、「昭和スマアトテレビジョン」「昭和レコードスピーカー」「昭和ミニラジカセ」の3種類があきばお~弐號店などで販売中だ。店頭価格(以下税抜き表記)は順に2,777円、3,518円、3,703円。

 ザ・昭和シリーズは昭和時代の家庭用電気製品をモチーフとした「使える」ミニチュアで、飾るだけでなく本体を操作したりスマートフォンと組み合わせたりして使用することができる。同社は「昭和時代の人気家電を現代のコンテンツを楽しむためにアレンジした、ミニチュア家電ガジェットシリーズ」と位置付けており、今回の3つの製品にとどまらず「今後も商品を展開していく予定」という。

スマホを使った「昭和スマアトテレビジョン」

 昭和スマアトテレビジョンは、ウッドカラーで“4本足”というレトロなデザインのブラウン管テレビをミニチュア化したもの。当時のテレビはリモコン式ではなく、本体のダイヤルを回してチャンネルを切り替える、というスタイルで、「チャンネルを回す」といった表現もこれが由来だ。

 昭和スマアトテレビジョンにはブラウン管は内蔵されていないが、本体の背面カバーを外してスマートフォンをセットすることでディスプレイになる。一方、ダイヤルは使用可能で、スマートフォンの専用アプリで登録しておいた動画サイトなど(5つまで)をダイヤルを回して選択し、再生することができる。

 アプリには「白黒」「カラー(古・1960年代風)」「カラー(新・1980年代風)」「地デジ」という4つの再生モードが用意されており、当時のテレビ画面のような画質で動画を楽しむことができるという。また、再生中に画面に“砂嵐”が現れ、本体の上面を手でコツコツと叩くと直るという「昭和時代に多くの人が体験したであろう作法」を実践できるギミックも用意されている。

 本体サイズは幅160×高さ173×奥行き65mm(約5分の1スケール)。重さは約280g。

Bluetoothスピーカーとして使える「昭和レコードスピーカー」

 昭和レコードスピーカーはBluetoothスピーカーとして使えるレコードプレイヤーのミニチュア。オーディオシステム向けのプレイヤーとは異なるデザインで、アイボリー&レッドカラーの本体にはスピーカーが内蔵されているほか、持ち運び用の取っ手(ハンドル)が付いており、手軽に聴けるポータブルプレイヤーとして当時普及した。

 昭和レコードスピーカーはスマートフォンなどと接続しただけでは音声は再生されない。シングルレコードといわゆるソノシート(レコードより薄く柔らかい盤)のミニチュアが1枚ずつ付属しており、そのどちらかをセットしてアームを落とす(盤の上にアームを置く)と音が鳴る、という仕組みだ。また、専用アプリを使用すれば、本体の「回転数切り替えスイッチ」を操作して「45回転風」「33回転風」の2種類のスピードで音声を再生することができる。

 本体サイズは幅135×高さ42×奥行き66mm(約3分の1スケール)。重さは約170g。電源は単4形アルカリ電池4本(別売り)。

録音やAM・FMラジオ機能を備えた「昭和ミニラジカセ」

 昭和ミニラジカセはラジカセ(ラジオカセットレコーダー)のミニチュアで、本体のスイッチとダイヤルを操作してAM・FMラジオを聴くことができる。

 カセットテープの操作感も再現しており、付属のカセットテープのミニチュア(サイズ約3.2㎝)をセットすることで、ラジオや外部の音声を本体に録音できるようになる。カセットテープを裏返して「A面」だけでなく「B面」にも録音できる(各面5分まで)ほか、「早送り」「巻き戻し」ボタンを押すと「キュルキュル」という音とともに録音データの「頭出し」が行なえるのもユニークだ。

 本体サイズは幅121×高さ64×奥行き34mm(約3分の1スケール)。重さは約130g。電源は単4形アルカリ電池3本(別売り)。

[撮影協力:あきばお~弐號店]