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NVMe SSDが搭載可能な小型ボード「ROCK Pi 4」、M.2スロット装備

基板裏面(基板左下にeMMCモジュール装着済み)

 NVMe M.2 SSDを搭載できる中国Radxaの小型ボード「ROCK Pi 4」のサンプルがテクノハウス東映に入荷した。販売可能な製品の入荷は未定で、同店は「今後の反響次第で仕入れるかどうかを決める」としている。

基板から出っ張るようにM.2 SSDを増設することが可能

 ROCK Pi 4は、6コアプロセッサのRK3399(1.8GHz×2、1.4GHz×4)を搭載したシングルボードコンピュータ。メモリは最大4GBの64bitデュアルチャンネルLPDDR4が、ストレージは最大128GBのeMMCモジュールが搭載可能とされている(今回撮影したサンプルには、別売りの64GB eMMCモジュールが装着されている)。

ROCK Pi 4
基板レイアウト
基板表面

 また、ストレージの拡張については、eMMCモジュール用スロットやmicroSDカードスロット(最大128GB)に加え、NVMe SSD(最大2TB)に対応したM.2コネクタが装備されている。なお、M.2 SSDを増設する場合、SSDは基板の外側(今回のサンプルだとケースの外側)に出っ張るような形になるという。

M.2スロットを装備
M.2スロットの手前にmicroSDカードスロット
HDMIやUSB Type-Cポート

 基板のサイズは85×54mm。電源供給にはUSB Type-Cポートを使用し、ポートはPD 2.0とQC 3.0/2.0をサポートするという。上記以外のインターフェイスは11ac無線LAN、Bluetooth 5.0、HDMI 2.0、USB 3.0、USB 2.0、Gigabit Ethernet(PoE対応)、I/Oヘッダ(40ピン)など。

USBやLANポート
eMMCモジュール用リーダー
搭載eMMCモジュールは64GB

 なお、基板には「Model A」「Model B」の2つのバージョンがあり、今回同店に入荷したのはModel B(基板には「ROCK PI 4B v1.3」の文字がプリント)。

 このほか、同店にはeMMCモジュールをmicroSDカードリーダーで利用するための変換アダプタも入荷している。

[撮影協力:テクノハウス東映]