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名古屋でPS4/PCのSSD換装イベントをMicronが実施、M.2 SSD用ヒートシンクの効果も紹介

会場は満員御礼、改造バカも登壇

ライターの髙橋氏(左)と芹沢氏(中央左)が解説、マイクロンの棚橋氏(中央右)からはCrucialとBallistixの製品ラインナップ紹介が行われた。司会はDOS/V POWER REPORTの佐々木氏(右)が担当。

 PS4とPSのSSD換装実演イベント『マイクロンSSD、DRAM換装イベントin名古屋「HDDのSSD換装でゲームもアプリも高速化!」』が6日に開催された。

 場所はツクモ名古屋1号店が入居する第一アメ横ビルの4階 第3会議室で、当日はジャンルを分けて3セッション行われたが、常に満員状態だった。

 イベントでは、テクニカルライターの芹沢正芳氏と改造バカこと髙橋敏也氏の二人が講師をつとめ、ストレージをSSDに換装するメリットや、実際の換装手順など、実演形式で解説が行われた。

今回の会場は名古屋の第一アメ横ビル。
会場はほぼ満員の状態が続いた。

製品としてのバラツキが少ないのがCrucialの特徴、「ハズレが無い」Micronの製品

マイクロンの棚橋氏

 イベントは棚橋氏の製品紹介からスタート。Micronの歴史や、CrucialブランドとBallistixブランドの現行製品の紹介が行われた。

 また、Crucialの製品の強みとして、工業製品としてクオリティにバラツキがなく、だれが使用しても同じ速度が出るように、「速度などの性能だけでなく、製品としてハズレが無いのがブランドの特徴」と、安心して購入できる品質の高さも強調された。

CrucialのSSDは現在のMX500が13代目。
QLC NAND採用のNVMe SSD「P1」。
バリューSSDの「BX500」。
エントリークラスのBallistixメモリ「Sport LT」。
ASUS TUFゲーミングアライアンスデザインの「Sport AT」
RGB LEDイルミネーションを備える「Tactical Tracer RGB」。
メモリの最上位モデル「ELITE」。
Micronの歴史についても簡単に解説された。
現在パフォーマンスセグメントのPCIe SSDが空欄になっているが、年末頃に新モデルが登場予定とのこと。
会場では現行品SSDの展示も行われた。
こちらは現行品のメモリ。
来場者にはノベルティグッズの詰め合わせがプレゼントされた。

PS4のストレージをSSDに換装、SSDを外付けにした場合の効果も紹介

PS4のSSD化は髙橋氏(左)と芹沢氏(右)が解説を担当。

 製品紹介に続き、芹沢氏と髙橋氏によるPS4のストレージ換装の解説が行われた。

 PS4の内蔵ストレージをHDDからSSDに変更した際の効果と、SSDを外付けにした際、どの程度ゲームのロード時間が高速化されるのかを解説。内蔵、外付け問わず、SSDを使用することで高速化される点と合わせ、内蔵ストレージをSSDにした方がSSDを外付けで使用するよりも若干高速となる点も紹介された。

フォートナイトの起動時間の比較、SSDを使用することでロード時間が大きく短縮されている。
みんなのゴルフVRもSSDで高速に。
モンスターハンター:ワールドもSSDの効果が大きいタイトルとして紹介された。

 SSDの換装手順に関しては、実際に実演しながら解説が行われた。また、実際にHDDの時とSSDに換装した場合にどの程度ロード時間が短縮されるのかの実演も行われた。

手順を順に解説。
ポイントとなる部分はピックアップして紹介。
換装は実演。
PS4のストレージはドライバー1本で簡単に換装できる。
換装後はデータの書き戻しを行い完成。
HDDからSSDに変えた際の効果も会場で実際に試して紹介された。
SSDを外付け化する手順も紹介。
SSDを外付けで増設するのは非常に簡単。

ノートPCのSSD換装手順も紹介、合わせてWindows 10への乗り換えとメモリ増設もお勧め

 ノートPCのSSD換装セッションは、PS4のセッションに引き続き芹沢氏と髙橋氏が担当。

 HDDに記録されているデータをSSDにクローニングする手順が開設され、HDDからSSDへ乗せ換える手順は実際に会場で実演された。また、SSDの感想と合わせ、メモリの増設とWindows 10への乗り換えも併せて行うことがお勧めされていた。

まずは持っているノートPCが換装可能か調べる。
今回使用するのはThinkPad Edge E130。
換装に必要になるもの。
クローニングソフトはCrucial MX500に付属しているAcronis True Image for Crucialを使用。
HDDからSSDに乗せ換える作業は会場で実演。
SSDに換装することでどれだけOS起動時間が高速化されたのかも計測。
ベンチマークスコアがSSD換装でどう変わるのかも紹介。
CrystalDiskMarkでの速度も比較。
Windows 7環境でもSSD化の効果は絶大。
SSDへの乗り換えと合わせてWindows 10への乗り換えもお勧め。
メモリスロットに空きがあるなら合わせてメモリの増設も。
換装が難しいと思った場合はツクモの感想サービスの利用もお勧めされていた。Crucial MX500シリーズ購入者への期間限定割引も行われている。

CrucialのNVMe SSD「P1」の解説も、NVMe SSDの特徴もおさらい

 最後のセッションではNVMe SSDの全般的な解説と、CrucialのM.2 NVMe SSD「P1」の解説が行われた。

 NVMe SSDは発熱が大きいことが知られているが、会場ではP1にヒートシンクを搭載した際にどの程度温度が下がるのかも実演。マザーボード側にM.2 SSD用ヒートシンクが無い場合は、ヒートシンクを別途購入して使用することが推奨されていた。

NVMe SSDの解説。
廉価モデルなども登場。
現在はM.2タイプが主流。
マザーボードのM.2スロットは排他仕様となっているものが多いので注意。
MVMe SSDは高速な分発熱も大きい。
Crucial P1のスペック。
P1が採用するQLC NANDの解説。
QLC NANDは書き込み速度が高速ではないが、SLCキャッシュを利用することで高速化を図っている。
P1は大容量のSLCキャッシュを備えている。
CrystalDiskMarkでの速度。
Windows 10の起動速度。
シャドウオブザトゥームレイダーのロード時間。
ヒートシンクが無い状態のベンチマーク中の温度、60℃に達していた。
こちらはヒートシンクを装着した際の動作温度、51℃まで低下した。
Crucial P1はOSインストールディスクやゲームインストールディスクにお勧め。
SATAのドライブからNVMe SSDに乗り換える手順。
まずはレジストリの状態をチェック。
スロットにM.2 SSDを装着。
HDDからの乗り換えの時と同じくデータをクローニング。
最後にUEFIのブート設定を変更して完了。
【PS4&PCのSSD・メモリ換装実演します in 名古屋 生配信【Micron Presents】<改造バカ登壇>】

[製作協力:Micron]