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NVIDIAの新GPU「GeForce RTX 2080 SUPER」がデビュー、実売95,850円から
2019年7月23日 22:00
NVIDIA製GPU「GeForce RTX SUPER」シリーズの最上位「GeForce RTX 2080 SUPER」を搭載したビデオカードが各社から発売された。
23日(火)までに入荷を確認したのは、MSI×1モデル、Palit×1モデル、ZOTAC×1モデル、玄人志向×1モデル。店頭価格は税抜き88,750円~94,800円(税込95,850~102,384円)で、最安モデルはPalitの「NE6208SH20P2-1040G」。
各モデルの販売ショップはドスパラ秋葉原本店、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店、ツクモeX.パソコン館、ツクモパソコン本店、パソコンショップ アーク、ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館など。
販売解禁となる23日(火)22時に合せて、一部ショップは夜間販売を実施している。
GeForce RTX 20シリーズの強化版で、GeForce RTX 2080の後継モデル
GeForce RTX SUPERはTuringアーキテクチャGPUであるGeForce RTX 20シリーズの強化版で、CUDAコアの増加や高クロック化などによってパフォーマンスを向上させたもの。
同時期のデビューとなったAMD Radeon RX 5700シリーズに対抗するための製品とも見られており、同社は「同じクラスの他のゲーミングGPUを凌駕する電力効率を備える」などとアピール。強化版でありながら、一部のモデルでGPU価格をGeForce RTX 20シリーズと同じに据え置くというコスト上の戦略もとっている。
GeForce RTX SUPERのラインナップは上位からGeForce RTX 2080 SUPER、RTX 2070 SUPER、RTX 2060 SUPERの3種類で、GeForce RTX 2070 SUPER以下については先々週に搭載ビデオカードが発売されている。
同社はGeForce RTX 2080 SUPERのパフォーマンスについて、GeForce RTX 2080との比較で演算性能やメモリ速度などが向上したとしており、またクリエイター・研究者などに向けたハイエンドGPUのTITAN Xpを上回る処理速度を持つとしている。
なお、GPUのラインナップについては、GeForce RTX 2080は終息し、GeForce RTX 2080 SUPERに置き換わるとのこと。GeForce RTX 2080 SUPERの上位で、GeForce RTXファミリの最上位であるGeForce RTX 2080 Tiの販売は継続するという。
GeForce RTX 2080 SUPERの基本スペックは、CUDAコア数が3,072、ベースクロックが1,650MHz、ブーストクロックが1,815MHz、搭載メモリがGDDR6 8GB(256bit)、メモリ速度が15.5Gbps、メモリ帯域幅が496GB/s、カード消費電力が250W。
MSIの「GeForce RTX 2080 SUPER VENTUS OC」は、2基のトルクスファン 2.0を搭載したGeForce RTX 2080 SUPERビデオカード。店頭価格は税込102,400円前後。
GPUはオーバークロックされており、動作クロックはブースト時1,830MHz。映像出力端子はDisplayPort 1.4×3、HDMI 2.0b×1。補助電源コネクタは6ピン+8ピン。
ZOTACの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 2080 SUPER Twin Fan」は、同社オリジナルのデュアルファンクーラーを備えたGeForce RTX 2080 SUPERビデオカード。店頭価格は税込99,150円前後。
2基の冷却ファンは「アクティブファンコントロール」により、それぞれ独立して制御ができる。GPUの動作クロックはブースト1,815MHz、映像出力端子はDisplayPort×3、HDMI 2.0×1。補助電源コネクタは6ピン+8ピン。
GALAKURO GAMING(玄人志向)の「GG-RTX2080SP-E8GB DF」は、デュアルファン仕様のクーラーを搭載したGeForce RTX 2080 SUPERビデオカード。店頭価格は税込97,200円前後。
GPUはオーバークロックされており、動作クロックはブースト時1,845MHz。映像出力端子はDisplayPort×3、HDMI×1。保証期間は3年間。
[撮影協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコンショップ アークとパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とドスパラ秋葉原本店]