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ASRockがハイエンド水冷マザー「X570 AQUA」をイベントでアピール、水冷PCの展示や極冷OCを実施

門馬ファビオ氏作の水冷PC

 ASRockの新製品紹介イベント「水冷マザー X570 AQUA降臨」が、9月28日(土)にツクモパソコン本店 イベント会場で開催された。

 イベントでは同日に発売されたハイエンド水冷マザーボード「X570 AQUA」の解説が行われたほか、人気Modderの門馬ファビオ氏による水冷PC組立て講座やオーバークロッカー清水貴裕氏による極冷OCの実演も行われた。

「X570 AQUA」を使った様々なデモンストレーションを披露

左から順に清水貴裕氏、原口有司氏、門馬ファビオ氏。

 イベントでは、まずASRockの原口有司氏が「X570 AQUA」の特徴について解説した。「AMD X570マザーボードで唯一の本格水冷モデル」で、さらに全世界で999枚という限定生産ということもあり、ハイエンドユーザーから熱い注目を集めているモデルだが、今回のイベントでは製品紹介のほかに、開発時に提案された機能などの要望リストを公開。リストの中には「まだ採用されていない。内緒だよ」などと一部内容が伏せられた項目もあり、今後の同社のマザーボード展開に含みを残すプレゼンとなった。

いくつかの内容は伏せられていた。
今後ASRock製品に採用されるかも?
マザーボード開発が気になるプレゼンとなっていた。

 また、会場では門馬ファビオ氏による水冷PC組立て講座や、同氏による「X570 AQUA」を使用した本格水冷PCの展示も行われた。展示用のマザーボードはASRockが同氏のために用意した特別仕様で、製品版ではシリアル番号が入っているスペースに「FABIO MOMA」の文字が入っていた。

後ろからの様子。
上からの様子。
水温は25度としっかり冷えているのがわかる。
シリアル番号の代わりに「FABIO MOMA」の文字。
水冷PCのスペック。

 後半のOC実演セッションでは、X570 AQUAとRyzen9 3900Xを使った極冷OCの実演がプロオーバークロッカーの清水貴裕氏によって行われた。

 イベントで使用したベンチマークソフトはCINEBENCH R15で、記録はCPUクロックが5498.7MHz、スコアは4255cbという結果となった。

クロックは5498.7MHz。
極冷のため、本体カバーの大部分が外されている。
極冷システム。
極冷時に外された水冷ブロック。
水冷ブロックの裏面。

[撮影協力:ツクモパソコン本店]