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本格水冷対応、ASRockのRyzen向けマザー「X570 AQUA」が発売

全世界999枚限定生産の特別モデル

 CPU、VRM、チップセットをカバーする水冷ブロックを装備したRyzen対応マザーが登場、ASRockから「X570 AQUA」が発売された。販売数が全世界999枚という限定モデルで、店頭価格は税抜109,800円(税込118,584円)。

 販売ショップはツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館パソコンショップ アークオリオスペックドスパラ秋葉原本店パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館で、複数のショップで初回入荷分は予約で完売している。

 なお、ツクモeX.パソコン館ではシリアル番号「99」のロットが展示されている。

水冷対応の冷却ブロック「AQUA Cooling Armor」が搭載されたX570マザーボード

 X570 AQUAは、AMD X570チップセットを搭載したE-ATXフォームファクタのSocket AM4マザーボード。「AMD X570マザーボードで唯一の本格水冷モデル」と銘打たれた製品で、水冷システムと接続することでCPU、VRM、チップセットの放熱に対応する冷却ブロック「AQUA Cooling Armor」が装備されている。

 AQUA Cooling Armorでは、冷却液が3つの経路で流れる「マルチパス設計」を採用しており、より効果的に冷却を行なうという。PCIeスロットの周辺やM.2スロット、I/Oパネル部を覆うアルミカバー・ヒートシンクも備えている。

 ルックスにも配慮しており、各冷却パーツがシルバーカラーで統一されているほか、水冷ブロックにはPolychrome RGB Sync対応の発光機能が搭載。チップセットの水冷ブロックにはシリアルナンバーが刻印されている。

 また、基板にはサーバーグレードの最高級品を用いたといい、ビデオカードなどのPCパーツの重量による基板の曲がりなどを防ぐほか、デジタル信号品質とシステム全体の安定性を向上させる低損失技術を追加したとしている。

 これらのほか、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)、10 Gigabit LAN、Thunderbolt 3(Type-Cポート)といった上位機能が搭載されている。

 対応CPUはRyzen 2000/3000シリーズ。メモリスロットはDDR4 DIMM×4。拡張カードスロットはPCIe x16×3、PCIe x1×3。上記以外の主な機能・インターフェイスはDisplayPort入力、HDMI、Gigabit LAN、Bluetooth 5.0、Hyper M.2、SATA 6Gbps、USB 3.2、PS/2、7.1チャンネルサウンド。

[撮影協力:ツクモeX.パソコン館オリオスペック]