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低遅延V-NAND採用のSamsung製SSD「983 ZET」、オリオスペックで搭載PCの受注販売スタート

3DCG制作やCADなどを行なうクリエイター向け

オリオスペックのCreateON WSシリーズ

 Samsungのデータセンター向けSSD「983 ZET」を搭載したワークステーション2モデルの受注販売をオリオスペックが開始した。

 標準構成時(OS非搭載)の税込価格は、Ryzen 5 3600搭載モデル「CreateON WS R3 ZET Edition」が269,500円、Xeon W-2123搭載モデル「CreateON WS W1M ZET Edition」が217,800円(いずれもBTO対応)。なお、SSDの単品販売は行っていないとのこと。

リード3,400MB/s、ライト3,000MB、ランダムリード/ライト750,000IOPSの高速SSDを搭載

 これらは、3DCG制作やCADなどを行なうクリエイターに向けた、同店ブランドの新たなワークステーション。既存の「CreateON WS R3」「CreateON WS W1M」に、SamsungのPCIeカード型データセンター向けSSD「983 ZET」(960GBモデル)を起動ドライブとして搭載したモデルだ。

Samsung 983 ZET 960GB

 983 ZETは、低レイテンシの同社製V-NANDフラッシュを採用したNVMe 1.2対応SSDで、シーケンシャルアクセスがリード3,400MB/s、ライト3,000MB/sという高いパフォーマンスが売り。他のパフォーマンスのスペックは、ランダムリード/ライト750,000IOPS、QoSリード/ライト0.03ms(スペックは全て最大値)。

 CreateON WS R3 ZET Editionでは、CPUを効率よく冷却するという水冷タイプのクーラーが採用。また、CreateON WS W1M ZET Editionでは、microATXマザーボードと高さ358mmのコンパクトなPCケースが採用されている。

 CreateON WS R3 ZET Editionの標準構成時の主なスペックは、ASRock X570 Creator(AMD X570チップセット搭載ATXマザー)、Ryzen 5 3600(6コア/12スレッド、ベース3.6GHz/ブースト4.2GHz)、メモリ16GB(8GB×2、ECC Unbuffered)、SSD 960GB、Radeon Pro WX 2100、750W 80PLUS Gold電源、高さ506×幅220×奥行き493mm。

 CreateON WS W1M ZET Editionの標準構成時の主なスペックは、Super Micro X11SRM-VF(Intel C422チップセット搭載microATXマザー)、Xeon W-2123(4コア/8スレッド、ベース3.6GHz/ターボ時3.9GHz)、メモリ16GB(8GB×2、ECC Reistered)、SSD 960GB、Quadro P400、750W 80PLUS Gold電源、高さ358×幅175×奥行き410mm。

[撮影協力:オリオスペック]