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AMDのプロ向けビデオカード「Radeon Pro W5700」が入荷、実売14万円以上
2020年1月6日 08:10
AMDのRDNAアーキテクチャを採用したプロ向けビデオカード「Radeon Pro W5700」が登場した。販売されているのはエーキューブによる製品「Radeon Pro W5700 8GB(RPW57-8GER)」。店頭価格は税抜き129,990円(税込142,989円)。
プロやワークステーション向けビデオカード、NVIDIA Quadro RTX 4000対抗
Radeon Pro W5700はRDNA(Radeon DNA)アーキテクチャを採用したプロフェッショナル、ワークステーション・グラフィックス向けのビデオカード。GPUは7nmプロセス(TSMC 7nm FinFET)で製造され、AMDはプロ向けGPUで7nmプロセスが採用されるのは世界で初めてとしている。
RDNAアーキテクチャによる省電力化をアピールしており、GCN(Graphics Core Next)アーキテクチャの前世代製品と比較して、クロックあたりのパフォーマンスが最大25%、ワットあたりのパフォーマンスが最大41%、それぞれ向上したという。また、ライバルのNVIDIA Quadro RTX 4000に対して省電力性やマルチタスク性能などで優れるとしている。
GPU・メモリの主な仕様は、SP数が2,304、演算ユニット数が36、搭載メモリがGDDR6 8GB(256bit)、メモリ帯域幅が448GB/s。演算性能(ピーク時)については、単精度浮動小数点(FP32)が8.89TFLOPs、倍精度浮動小数点(FP64)が556GFLOPsとしている。
カードの仕様は、インターフェイスがPCIe 4.0 x16、映像端子がMini DisplayPort 1.4×5、USB-C×1、消費電力(Typical Board Power)が205W、外部電源コネクタが6ピン×1、8ピン×1、長さが267mm、厚さが2スロット分。
[取材協力:ツクモパソコン本店II]