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注目の新世代GPU「GeForce RTX 3080」がデビュー、価格は税込95,700円から
GeForce RTX 2080 Tiを上回る性能
2020年9月17日 22:00
初出日時 9/17 22:00
前世代の2倍の性能を実現したというNVIDIAの新世代GPU「GeForce RTX 30シリーズ」が登場、「GeForce RTX 3080」を搭載したビデオカードが各社から発売された。
各ショップには、17日(木)22:00の販売解禁時点で、ASUS、GIGABYTE、MSI、Palit、ZOTAC、玄人志向の計8モデルが入荷。店頭価格は税込95,700~113,300円で、最安モデルはPalitの「NED3080019IA-132AA」(各モデルの詳細は別記事を参照のこと)。一部ショップは夜間販売を実施している。
「Ampere」アーキテクチャを採用した最新GPU、GeForce RTX 2080 Tiを上回る性能
GeForce RTX 30シリーズは新しい「Ampere」アーキテクチャを採用したGPU。Turingアーキテクチャを採用したGeForce RTX 20シリーズの次世代のGPUで、リアルタイムレイトレーシングを実現するRTコアは第2世代が、ディープラーニング用のTensorコアは第3世代が、それぞれ搭載される。ラインナップは上位からRTX 3090、RTX 3080、RTX 3070の3つ。
同社はRTX 30シリーズについて、RTX 20シリーズとの比較で性能が2倍になったとアピール。第2世代RTコア、第3世代Tensorコア、さらに改良されたSM(Streaming Multiprocessor)の各スループットが2倍になったといい、最下位のRTX 3070でも、RTX 20シリーズの最上位であるRTX 2080 Tiを上回る性能を持つとしている。
PCとのインターフェイスにはPCIe Gen4が採用。対応解像度は8K(7,680×4,320ドット)で、HDMI端子も8Kをサポートするバージョン2.1になった。最上位のRTX 3090では8K解像度でHDR対応ゲームをプレイでき、ShadowPlayによるゲーム映像のキャプチャ、スムーズな再生も可能という。
対応APIはDirectX 12 Ultimate、Vulkan RT、OpenGL 4.6。Tensorコアにより高品質アンチエイリアスなどを実現するDLSSや、動的ディスプレイ同期のG-SYNCなどに対応し、VRヘッドセットの使用などが可能なVR Readyも謳われている。
なお、複数のビデオカードを使ってパフォーマンスを上げるNVLink(SLI-Ready)についてはRTX 3090のみ対応し、RTX 3080/3070は非対応とされている。
RTX 3080の基本スペックは、CUDAコア数が8,704、ベースクロックが1.44GHz、ブーストクロックが1.71GHz、メモリ構成がGDDR6X 10GB(320bit)、カードの消費電力が320W、補助電源コネクタが8ピン×2(一部モデルは8ピン×3)。PCの推奨電源は750W。
[取材協力:ツクモeX.パソコン館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とドスパラ秋葉原本店とパソコンショップ アークとツクモパソコン本店とパソコンショップ アークとオリオスペックとソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館]