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「GeForce RTX 3060」がデビュー、12GBメモリ搭載で税込56,900円から
各社から計15モデル、品薄が続くGeForceシリーズの救世主になるか?
2021年2月26日 02:00
GeForceファミリーの新モデル「GeForce RTX 3060」を搭載したビデオカードが各社から登場、ASUS、GAINWARD、GALAKURO(玄人志向)、GIGABYTE、MSI、Palitから各2製品、ELSA、INNO3D、ZOTACから1製品の計15モデルが発売された。店頭では26日(金)開店時から販売が始まる。価格は税込56,900~72,800円で、最安モデルはPalit「RTX3060 StormX OC 12G」(各モデルの詳細は別記事を参照のこと)。
GeForce RTX 3060製品一覧
- ASUSのGeForce RTX 3060はROG STRIXとTUFの2製品
- 2連ファン仕様の「ELSA GeForce RTX 3060 ERAZOR」
- GAINWARDのGeForce RTX 3060は2製品、OCモデルもあり
- GALAKURO GAMINGのGeForce RTX 3060は2製品、白色モデルもあり
- GIGABYTEのGeForce RTX 3060は2製品、クリエイターとゲーミングモデル
- 2連ファンクーラー搭載の「RTX3060 TWIN X2 OC 12GB」がInno3Dから
- デュアルファンクーラーを採用したMSIのGeForce RTX 3060が2製品
- PalitのGeForce RTX 3060は2製品、カード長170mmのシングルファンモデルなど
- カード長224mmの「ZOTAC GAMING GeForce RTX 3060 Twin Edge OC」
GeForce RTX 30シリーズのミドルレンジ、メモリは12GB GDDR6
GeForce RTX 3060はミドルレンジのゲーム向けGPUで、AmpereアーキテクチャのGeForce RTX 30シリーズのラインナップでは現時点で最も下のモデル。
GeForce RTX 30シリーズのミドルレンジとしては昨年12月にGeForce RTX 3060 Tiがデビューしており、NVIDIAはこれら2つを「GeForce RTX 3060ファミリ」と総称している。
GeForce RTX 3060 Tiは上位のGeForce RTX 3090/3080/3070よりスペックは低いものの安価、というのが特色だったが、GeForce RTX 3060ではその色付けがより強くなっており、コスト重視の向きにとって選択肢が増えた形だ。
ただし、GPUの供給の不足により、GeForce RTX 30シリーズのビデオカードも品薄と価格の高止まりが続いている。特に2月中旬以降は店頭の在庫がほぼ無く、上位・下位モデルを選択する前に、購入すること自体が難しい状態だ。
ちなみにGeForce RTX 3060 Tiが登場した時の最安価格は税込54,780円で、今回の最安モデルよりもやや安価。下位モデルでありながら、上位モデルの初登場時より高値という点に不満を持つ人は多いと思うが、店頭ではビデオカードコーナーの陳列棚に在庫が無いという“異常事態”となっており、今回の価格設定は仕方が無いのかもしれない。
GeForce RTX 3060の基本スペックは、CUDAコア数3,584、ベースクロック1.32GHz、ブーストクロック1.78GHz、標準メモリ構成GDDR6 12GB(192bit幅)、カード電力170W、システム電力要件550W(電力仕様はファウンダーズエディションのもの)。
なお、NVIDIAによるとGeForce RTX 3060のドライバーソフトは、暗号通貨のマイニング効率を約50%制限するよう設計されているという。同社はマイニング向けにディスプレイ出力が無い「NVIDIA CMP(Cryptocurrency Mining Processor)」という製品を発表している。
[取材協力:ドスパラ秋葉原本店とツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館とパソコンショップ アークとオリオスペック]