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NVIDIAの「GeForce RTX 3060 Ti」がデビュー、価格は税込54,780円から

GeForce RTX 2080 SUPERより高速

各社のGeForce RTX 3060 Ti搭載モデル

 GeForce RTX 30シリーズのミドルレンジ「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載したビデオカードが各社から登場、店頭では12月3日(木)から販売が始まる。

 12月2日(水)時点で、店頭にはASUS、GIGABYTE、Inno3D、MSI、Palit、ZOTAC、GALAKURO(玄人志向)の各モデルが入荷している。各社ともオリジナルクーラー搭載モデルで、価格は税込54,780~72,480円。安価なモデルはPalit GeForce RTX 3060 Ti Dual OC(税込54,780円)や玄人志向 GG-RTX3060Ti-E8GB/DF(税込55,528円)など(各モデルの詳細は別記事を参照のこと)。

1080pや1440p解像度でのゲームプレイがターゲット

 GeForce RTX 3060 Tiは新しいAmpereアーキテクチャを採用したGPUで、GeForce RTX 30シリーズにおける現時点での最下位モデル。RTX 30シリーズの発表当初のラインナップは上位からRTX 3090、RTX 3080、RTX 3070の3つだったが、今回、RTX 3060 Tiが加わり4つとなった。

GeForce RTX 3060 Ti
各モデルの価格(税抜き表記)

 GeForceブランドでは伝統的に「60番台」はコストパフォーマンスが重視されるミドルレンジの位置付けだ。RTX 3060 Tiも、高解像の8Kゲーミングに向けたハイエンドのRTX 3090とは指向が異なり、1080pや1440p解像度でのゲームプレイがターゲットとなっている。

ASUS DUAL-RTX3060TI-O8G
GIGABYTE AORUS GeForce RTX 3060 Ti MASTER 8G
MSI GeForce RTX 3060 Ti VENTUS 2X OC

 同社は複数のゲームを用いて1440pでのベンチマークテストを実施。それによればRTX 3060 Tiは、前世代のGeForce RTX 20シリーズのハイエンドクラスであるRTX 2080 SUPERと同等、または上回るという。同じミドルレンジのRTX 2060 SUPERとの比較では、平均で1.4倍のスコアだったとしている。

 RTX 3060 Ti(ファウンダーズエディション)の主なスペックは、CUDAコア数が4,864、ベースクロック1.41GHz、ブーストクロックが1,67GHz、搭載メモリがGDDR6 8GB(256bit)、カード消費電力が200W。

[取材協力:パソコンショップ アークツクモeX.パソコン館ツクモパソコン本店ソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館パソコン工房 秋葉原BUYMORE店ドスパラ秋葉原本店]