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NVIDIAの「GeForce RTX 3060 Ti」がデビュー、価格は税込54,780円から
GeForce RTX 2080 SUPERより高速
2020年12月2日 23:00
GeForce RTX 30シリーズのミドルレンジ「GeForce RTX 3060 Ti」を搭載したビデオカードが各社から登場、店頭では12月3日(木)から販売が始まる。
12月2日(水)時点で、店頭にはASUS、GIGABYTE、Inno3D、MSI、Palit、ZOTAC、GALAKURO(玄人志向)の各モデルが入荷している。各社ともオリジナルクーラー搭載モデルで、価格は税込54,780~72,480円。安価なモデルはPalit GeForce RTX 3060 Ti Dual OC(税込54,780円)や玄人志向 GG-RTX3060Ti-E8GB/DF(税込55,528円)など(各モデルの詳細は別記事を参照のこと)。
GeForce RTX 3060 Ti製品一覧.
- ASUSのGeForce RTX 3060 Tiは計3種類、ROG STRIXやTUFモデルなど
- GIGABYTEのGeForce RTX 3060 Tiは計4製品、LCDパネル搭載モデルなど
- Inno3DのGeForce RTX 3060 Tiはデュアルファン仕様、税込58,800円
- MSIのGeForce RTX 3060 Tiは計2製品、トリプルファンモデルもあり
- 最安クラスのGeForce RTX 3060 TiがPalitから、デュアルファンクーラーを搭載
- ZOTACのGeForce RTX 3060 Tiは計2製品、カード長は約222mmと短め
- GALAKURO GAMINGのGeForce RTX 3060 Tiはデュアルファン仕様で3年保証
1080pや1440p解像度でのゲームプレイがターゲット
GeForce RTX 3060 Tiは新しいAmpereアーキテクチャを採用したGPUで、GeForce RTX 30シリーズにおける現時点での最下位モデル。RTX 30シリーズの発表当初のラインナップは上位からRTX 3090、RTX 3080、RTX 3070の3つだったが、今回、RTX 3060 Tiが加わり4つとなった。
GeForceブランドでは伝統的に「60番台」はコストパフォーマンスが重視されるミドルレンジの位置付けだ。RTX 3060 Tiも、高解像の8Kゲーミングに向けたハイエンドのRTX 3090とは指向が異なり、1080pや1440p解像度でのゲームプレイがターゲットとなっている。
同社は複数のゲームを用いて1440pでのベンチマークテストを実施。それによればRTX 3060 Tiは、前世代のGeForce RTX 20シリーズのハイエンドクラスであるRTX 2080 SUPERと同等、または上回るという。同じミドルレンジのRTX 2060 SUPERとの比較では、平均で1.4倍のスコアだったとしている。
RTX 3060 Ti(ファウンダーズエディション)の主なスペックは、CUDAコア数が4,864、ベースクロック1.41GHz、ブーストクロックが1,67GHz、搭載メモリがGDDR6 8GB(256bit)、カード消費電力が200W。
[取材協力:パソコンショップ アークとツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店とソフマップAKIBA②号店 パソコン総合館とパソコン工房 秋葉原BUYMORE店とドスパラ秋葉原本店]