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新型Intel NUC「Panther Canyon」がデビュー、第11世代Core i5/i3搭載
2021年4月9日 00:00
開発コード名「Panther Canyon」の小型PC自作キット「Intel NUC 11 Performance kit」(以下NUC 11 kit)が登場、CPUや筐体が異なる3つのモデルが複数のショップに入荷した。3モデルのうち2つはIris Xe内蔵のCore i5を搭載している。
3モデルの内訳は、2.5インチドライブ対応筐体にCore i5-1135G7を搭載した「NUC11PAHi5(RNUC11PAHi50000)」、同筐体にCore i3-1115G4を搭載した「NUC11PAHi3(RNUC11PAHi30000)」、M.2 SSD対応の薄型筐体にCore i5-1135G7を搭載した「NUC11PAKi5(RNUC11PAKi50000)」。店頭価格はCore i5モデルが共に51,800円、Core i3モデルが41,800円。
Tiger Lake搭載の小型PC自作キット、Thunderbolt 3やWi-Fi 6搭載
NUC 11 kitは「Tiger Lake」ことモバイル版の第11世代Coreプロセッサを搭載したPC自作キット。超小型フォームファクタのUCFFマザーボードを採用したPCで、占有スペースが117×112mmと小さいのがメリットだ。
Tiger Lakeは前世代比で性能が大きく向上したGPU「Iris Xe」を内蔵しているのも魅力の1つ。「Rocket Lake-S」ことデスクトップPC向け第11世代CoreのGPU「UHD Graphics 750」に比べ実行ユニットが多く、外付けのビデオカードではない統合型GPUながら高いパフォーマンスが期待できる。
なお、Iris Xeを内蔵するのはCore i7モデル(実行ユニット数96)とCore i5モデル(同80)で、Core i3モデルのGPUブランドは「Core UHD」(同48)とされている。
機能面については、2基のThunderbolt 3(USB Type-C)、Wi-Fi 6+Bluetoothが搭載。4つの映像端子(Mini DisplayPort×1、HDMI×1、USB Type-C×2)を同時に使用するマルチディスプレイにも対応している。
NUC11PAHi5とNUC11PAHi3では高さ51mmの筐体が採用。2.5インチドライブベイとM.2 SSD用スロットを備え、デュアルストレージを構築できる。
NUC11PAKi5のストレージインターフェイスはM.2 SSD用スロットのみだが、筐体の高さが38mmと低く、より省スペース性が高い。
上記のほか、LAN(Intel I225-V)、USB 3.1 Gen2 Type-A、メモリカードスロット、赤外線受信部などが装備されている。メモリスロットはDDR4 SO-DIMM×2(最大64GB)。対応OSはWindows 10 64bit。電源は19V ACアダプタ。
[取材協力:パソコン工房 秋葉原BUYMORE店とパソコンショップ アークとツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館]