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DDR5メモリのサンプル展示がアークでスタート、Team Group製で今秋発売

Team GroupのDDR5メモリ「TED516G4800C40BK」

 次世代のDDR5 DIMMの展示がパソコンショップ アークでスタートした。展示されているのはMicron製チップを採用したTeam Group製モジュールのエンジニアリングサンプル版で、同店によれば製品版は今秋登場する予定という。

次世代CPUでサポート予定のDDR5メモリ、容量16GBのECC Unbuffered DIMMが展示中

 DDR4の次世代のDRAMであるDDR5は、帯域幅の倍増(3,200MT/s→6,400MT/s)、電力効率や記録密度の向上のほか、ECC(エラー訂正機能)をDRAM上で実現する「オンダイECC」も特徴。JEDECによる標準規格が2020年7月に公開されており、製品についてはMicronのほかSK HynixやSamsungからも発表されている。

 DDR5メモリに対応したCPUやマザーボードはまだ登場しておらず、次世代のXeonプロセッサ(開発コード名Sapphire Rapids)やCoreプロセッサ(開発コード名Alder Lake)でサポートされる予定だ。

 今回登場したTeam Group製モジュールは、デスクトップPCなどに向けた容量16GBのECC Unbuffered DIMM(288ピン)で、型番は「TED516G4800C40BK」。2枚組パッケージの「ELITE U-DIMM DDR5(TED532G4800C40DC01)」として販売される。

 採用チップはMicron製16Gbit DRAM「D8BNJ」。モジュールはシングルランク、片面実装で対応クロックは4,800MHz(DDR5-4800、PC5-38400)、レイテンシはCL40-40-40-77。テスト済み電圧は1.1V。

[取材協力:パソコンショップ アーク]