ニュース

Fractal Designの大型タワー「Torrent」が発売、エアフロー重視で計6モデル

Fractal Design「Torrent」

 フロントに大型の180mmファン2基を備えたエアフロー重視のFractal Design製タワーPCケース「Torrent」シリーズが発売された。国内代理店のアスクはサイドパネルなどが異なる計6モデルを用意している。店頭価格は28,600~37,400円。

 扱っているツクモパソコン本店によると、「最近のPCケースとしてはやや高価なモデルだが、発売前から問い合わせが多い」という。

エアフローに特化した大型PCケース、フロントに180mmファン×2基搭載

 TorrentシリーズはSSI EEB/CEBマザーボードにも対応した大型PCケース。寸法は幅242×高さ530×奥行き544mm。

 エアフローに特化した設計が売り。フロントに180mmファン2基を装備し、外気を取り込むほか、ボトムの140mmファン3基でビデオカードなどのPCパーツを冷却するとしている。フロント、ボトムは420mmサイズの大型ラジエーターの取り付けにも対応する。

写真は「Torrent RGB TG」

 筐体そのものの通気性も高く、複数のスリットを設けたグリルタイプのフロントパネルや、パンチング加工で無数の穴を開けたリアパネルなどが用いられている。

 また、マザーボードベースの裏面にファンハブ「Nexus 9P Slim」が装備されており、ケースファンなどを制御できる。

 発光機能については、「Torrent TG」4モデルが電源カバー部にアドレサブルLEDを装備。Torrent Black RGB TG Light Tintはそれに加え、フロント、ボトムのファンにアドレサブルLED内蔵の「Prisma AL-18」「Prisma AL-14」を使用している。

 対応マザータイプはSSI EEB、SSI CEB、E-ATX、ATX、microATX、Mini-ITX。ドライブベイは3.5インチ×2、2.5インチ×4。拡張カードスロットは7基で、ビデオカードの自重によるダメージを防止するという「グラフィックボードガイド」が付属する。

 各PCパーツの対応サイズは、ビデオカードが長さ461mmまで(フロントファン非搭載時)、CPUクーラーが高さ188mmまで、ATX電源が奥行き230mmまで。

 ラインナップの内訳は、左右サイドに「ソリッドパネル」装備した「Torrent Black Solid(FD-C-TOR1A-05)」、左右サイドに強化ガラスパネルを装備した「Torrent Black TG Dark Tint(FD-C-TOR1A-06)」「Torrent Black TG Light Tint(FD-C-TOR1A-01)」「Torrent Grey TG Light Tint(FD-C-TOR1A-02)」「Torrent White TG Clear Tint(FD-C-TOR1A-03)」(Torrent White TG Clear Tintのみ右サイドはソリッドパネル)、強化ガラスの左右サイドパネルと5基のLEDファンを装備した「Torrent Black RGB TG Light Tint(FD-C-TOR1A-04)」。

 ※8/27 13:41更新 初掲載時、発売されたモデル数に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

[取材協力:ツクモパソコン本店ツクモeX.パソコン館ドスパラ秋葉原本店オリオスペック]