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アビーの新型Mini-ITXケース「AS Enclosure RS07A」が登場、4年ぶりの新モデル
2021年12月10日 00:01
アビーブランドの新PCケースが約4年振りに登場、Mini-ITXケースの「AS Enclosure RS07A」がコンピューケース・ジャパンから10日(金)に発売予定だ。カラーはシルバー(ASE-RS07A-SV)とブラック(ASE-RS07A-BK)の2種類。店頭価格は69,800円。ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館ではサンプル展示が始まっている。
大型ビデオカードの増設にも対応したMini-ITXケース
AS Enclosure RS07Aは、Mini-ITXマザーボードやATX/SFX電源ユニットが搭載可能なアルミ製のタワー型PCケース。ビデオカードやラジエーターなどを縦にして搭載する構造で、長さ約315mmまでの大型カードにも対応しつつ、本体の奥行きを抑えている。寸法(幅×奥行き×高さ)は約239×234×450mm。重量は7.3kg。
ちなみに、AS EnclosureシリーズなどのPCケースを製作していたPC周辺機器メーカーのアビーは、2018年に倒産。その後、アビーの商標を承継したコンピューケース・ジャパンが新製品の販売などを行なっているが、PCケースを発売するのは初めて。アビーブランドのPCケースの新製品としては2017年以来となるが、「アメリカや中国から要望があり、リリースすることになった」(同社)とのこと。海外での人気がPCケース復活の理由ということで、国内需要だけで新製品を開発するのは難しかったようだ。
フロント・トップパネルには複数のスリットが設けられており、パネルの裏側にはスチール製のメッシュフィルターが装備。ラジエーターの対応サイズは、フロントが120mm/240mm、トップが120mm。ミドル・ボトムにファンを取り付けることもできる。
ドライブベイは3.5インチ/2.5インチ×1。拡張カードスロットは2基。上記以外のPCパーツの対応サイズは、CPUクーラーが高さ約184mmまで、電源が奥行き160mmまで。なお、フロントに水冷ユニットを増設した場合、「3.5インチHDDやミドルファンユニットが増設できない」「CPUクーラーの高さは130mm、電源は奥行き100mmまで」といった制限があるので注意が必要。
[取材協力:ツクモパソコン本店とツクモeX.パソコン館]