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2in1のUMPC「GPD Pocket 3」が発売、背面インターフェイスに着脱可能なモジュール構造を採用

GPD Pocket3

 タブレットスタイルでも使える中国GPD Technologyの8インチUMPC「GPD Pocket3」が発売された。ラインアップはCore i7-1195G7を搭載した上位モデルとPentium Silver N6000を搭載した下位モデルの2種類があり、国内代理店の天空とリンクスインターナショナルから販売されている。なお、天空はCore i7-1195G7搭載モデルを「Ultimate版」、Pentium Silver N6000搭載モデルを「Pro版」としている。販売価格は順に146,200円(一部ショップでは発売記念特価で136,900円で販売)、86,000円。また、オプションとして2種類のインターフェイス「KVMモジュール」「RC-232Cモジュール」が用意されている。

8型/1,920×1,200ドット液晶やWindows 10搭載の小型2in1 PC

 GPD Pocket3は8インチH-IPSディスプレイ(1,920×1,200ドット)やWindows 10 Home 64bitを搭載した小型・軽量のノートPCで、タブレットスタイルでも使えるのが特徴。

 ディスプレイを水平に回して裏返し、折り畳むことでタブレット型端末のようになり、片手で持ってタッチ入力(10点タッチまで)やペン入力が行なえる。ペンは別売りで、Surfaceペン(Microsoft Pen Protocol 2.0)が使えるとしている。

 ディスプレイとキーボードとの接続部分には高剛性のヒンジを採用したといい、10万回以上連続操作する耐久試験に合格しているという。

 ノートPCスタイルで使う場合は“両手持ち”も可能。キーボード面の左側に3つのマウスボタン、右側にタッチパッドがあり、両手で持ってそれぞれを親指で操作できる。

 着脱可能なモジュール構造も特徴。本体奥の側面にあるUSB Type-Aポート部分を取り外して、別売りのインターフェイス「KVMモジュール」「RC-232Cモジュール」を装着することができる。

 KVMモジュールにはHDMI入力端子とUSB Type-C端子が装備。デジタルカメラとHDMI接続し、映像のプレビューができるほか、サーバーとHDMI・USB接続してネットワーク管理端末などとして使えるとしている。

 RC-232CモジュールにはD-sub 9ピン端子が装備されており、モデムやバーコードプリンタ、スキャナーなどとの接続が可能としている。

 本体のサイズは約198×137×20mm、重量は約725g。Ultimate版のスペックはCore i7-1195G7、メモリ16GB(LPDDR4x-3733)、PCIe SSD 1TB。Pro版のスペックはPentium Silver N6000、メモリ8GB(LPDDR4x-2933)、PCIe SSD 512GB。

 インターフェイスはUSB Type-C(Ultimate版はThunderbolt 4、Pro版はUSB 3.2 Gen2)、HDMI、USB 3.2 Gen2 Type-A、2,500Mbps対応LAN、マイク・ヘッドホン端子。指紋センサー、200万画素Webカメラ、スピーカーも搭載する。無線機能はWi-Fi 6とBluetooth 5.0。

 バッテリー容量は38.5Wh(7.7V、10,000mAh)。動作時間は「普通程度のゲームや作業」を行なった場合で、Ultimate版が約9時間、Pro版が約15時間とされている。充電にはUSB Type-C端子を使用する。付属品は電源アダプタ(20V 2.25A)など。

[取材協力:ツクモeX.パソコン館ハイビーム秋葉原本店]