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Solidigmのデータセンター向けU.2 SSD「D7-P5620」、オリオスペックが取り扱い開始

IntelのSSD事業を引き継いだ新会社

D7-P5620の3.2TBモデル

 SolidigmがIntelのSSD事業を引き継いでから初めての製品が店頭に登場した。オリオスペックがデータセンター向けU.2 SSD「D7-P5620」シリーズの販売を開始した。

 同店が販売しているのは容量12.8TB、6.4TB、3.2TB、1.6TBの4モデル。3.2TB以外の3モデルは「受発注」の扱いで、納期については「3週間予定」としている。店頭価格は順に624,800円、312,400円、180,400円、104,280円。

シーケンシャルリード7,100MB/sでU.2フォームファクタのPCIe 4.0 x4対応SSD

 D7-P5620はU.2フォームファクタ(厚さ15mm)のPCIe 4.0 x4対応SSD。シーケンシャルリード7,100MB/s、ランダムリード110万IOPSといった性能を謳い(いずれも最大値,容量毎に異なる)、またSolidigmは耐久性について最大3 DWPDとしている(DWPD=Drive Writes Per Day、ドライブの全容量にライトできる1日あたりの回数)。

 Solidigmは韓国の半導体メーカーであるSK hynixがアメリカに設立した子会社。2021年12月に、SK hynixによる米IntelのSSD事業などの買収について「第1フェーズ」が完了したと発表しており、新たな製品には「Solidigm」ブランドを付けるとしている。

 Intelには製品としてクライアント向けの「Optane SSD」とデータセンター向けの「Optane DC SSD」が残る。また、従来製品についても、移行が完了するまで同社が資料を提供するとしており、現時点ではD7-P5620の製品情報も同社のWebサイトに掲載されている。

オリオスペックの価格

 今回、オリオスペックが販売している3.2TBモデルは透明なブリスターパックに入っている。パック上のシールなどには「Solidigm」の文字が無く、見た目は「Intel製SSDのバルク品」という印象だ。

 SSD本体のシールには「INTEL SSD D7-P5620 SERIES」などと記載されており、またパック上のシールには「SSDPF2KE032T1N1」(注文コード)や「PACK DATE: 27 APR 22」などの表示がある。

[取材協力:オリオスペック]