ユニークな“洗面台水冷PC”の店頭展示スタート、小型冷温庫の中にラジエーターを格納

　洗面台を装備したMOD PC「Fontana」の展示がオリオスペックで行なわれている。小型冷温庫やキャンプ用折り畳みテーブルなども使われている。

Ryzen 9 7950Xを搭載した水冷MOD PC

　Fontanaは「ABS博士」氏によるMOD PCで、ガラスボウル付き洗面台と大理石（ビアンコカララ）を用いて自作したケースに、水冷PCを組み込んだというもの。透明なパネルの内側には8.8インチディスプレイ（解像度480×1920ドット）が装備されており、またキーボードやマウスが収納されている。

　11月5日（土）、6日（日）に開催されたイベント「ASK★FES 2022 ～何かが見つかる！世界のPCパーツ大集合祭り～」に出展されたほか、26日（月）には同店のYouTubeチャンネルでPCの紹介ビデオがライブ配信された。

　洗面台はインクコーポレーション製の「INK-0504140J」。飾りではなく、水冷システムの一部として使われており、冷却液が蛇口からボウルに流れる様子を見ることができる。

　なお、蛇口は洗面台の備え付けのものではなく別に用意したもの。水の出る部分が発光し、温度によって色が変化するという機能を備えているが、センサーの不良により動作しないとのこと。

　他にも、AYATORI製小型冷温庫「AYRF-10L-C1」やキャプテンスタッグ製のキャンプ用折り畳みテーブルなどが使われている。小型冷温庫はラジエーターの冷却に用いており、冷却液のパイプを通すために穴を開けるという加工もなされている。

　使用PCパーツ・スペックはRyzen 9 7950X、G.SKILL製DDR5メモリ（32GB）、ASRock製AMD X670Eチップセット搭載マザーボード、Samsung製NVMe SSD（500GB）、FSP製電源ユニット（1,200W）、Razer Core（ビデオカード外付けケース）など。Razer Coreについては、ライザーカードの代わりとして基板と電源のみを使用したとのこと。

[取材協力:オリオスペック]