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TSUKUMO、ゲーミングPC「G-GEARミドルタワー」を10年ぶりにフルモデルチェンジ

新たに発表された「新型G-GEAR」シリーズ

 TSUKUMO(株式会社ヤマダホールディングス)は、同社のゲーミングPCブランド「G-GEAR」の新製品を発表。ミドルタワーケースを採用した「G-GEARミドルタワー」を10年ぶりにフルモデルチェンジした。

 製品はE-ATX(SSI-EEB)サイズのマザーボードや長さ360mmまでのビデオカードが搭載できる拡張性を備えるほか、メッシュ構造でエアフローも確保されたフロントデザインが特徴。さらに輸送トラブルの軽減も考慮されている。

G-GEARブランドの新型BTOパソコン機能面だけでなく、輸送トラブルの軽減にも力を入れた1台

 新型G-GEARは、上質なデザインに加え、将来的な高性能化を見据えたエアフローと内部レイアウト、優れたメンテナンス性とユーザビリティが融合したというゲーミングBTOパソコン。ミドルタワーケースを採用したモデルで、TSUKUMOは「G-GEARミドルタワー」を10年ぶりにフルモデルチェンジしたとしている。

 新型G-GEARは、大きく分けてデザイン・エアフロー・拡張性・使いやすさと4つのこだわりを持つという。

 デザイン面では、樹脂フレームと金属フレームの間にメッシュパネルを挟んだフロントパネルが搭載されており、樹脂フレームと金属フレームにはブランドエンブレムのモチーフになっているダイヤモンドの形状が採用されている。

 さらに周囲のフレームにも同様にダイヤモンドのカッティングをイメージしており、四隅をシャープにカットすることで、ブランドエンブレムとの統一感を表現しているという。

 このほか、ヘアライン加工を施したブランドエンブレムを備え、電源ランプ・アクセスランプには白色LEDを採用している。

 エアフローでは、大型化・高発熱化する昨今のパーツ事情を考慮し、前面のドライブベイを配置しないことで、外気を多く取り込み、冷却性・排熱性の課題を解決しているという。

 また、120mmサイズの冷却ファンを全体で計6基まで搭載することができ、オプションにはNoctua製の静音ファンまたは高静圧ファンを選択できるようにしたという。なお、現時点では計画段階だが、LEDファンの採用も検討しているようだ。

 拡張性については、今後のPCパーツの大型化にも対応できるよう、よりこだわりを持って設計をしたという。

 マザーボードはSSI-EEBサイズのモデルにも対応。ビデオカードは、フロントにファンを備えた状態で長さ360mmまでサポート。CPUクーラーは高さ170mmまでの空冷クーラーのほか、天面には240/280mmサイズの水冷ラジエーターが、フロントには最大360mmサイズの水冷ラジエーターが取り付け可能。

 これらのパーツを組み込んだ場合でも、ケース内には十分なスペースがあり、多様なケーブルマネージメントに対応したメンテナンスホールを備えており、将来的な拡張性も視野に入れた設計が採用されているという。

 使いやすさの面では、フロントI/Oは床置き・デスク置きどちらでも使用しやすくなるよう、天面前方に横1列に配置している。端子と端子の間のスペースを設けており、幅の広いUSBメモリなども挿しやすくなっているという。

 昨今ではM.2 SSDが主流となりつつあるが、SATAドライブの需要も考え、2.5インチと3.5インチのドライブベイを各種2基ずつ用意している。

 また、ケース備え付けのフィルターには取り外しを考慮し、タグが備えられている。

 上記のほか、BTOパソコンならではの問題として、配送時の振動や衝撃によって起こる輸送トラブルの軽減にも力を入れており、ケースのフレーム部分にネジで固定するタイプのGPUサポートホルダーを採用するほか、ケース右側面にブロック状のクッションを備えている。

 また、落下試験・輸送テストを繰り返し開発した専用の緩衝材などを使用することで、輸送時のトラブルの軽減に努めているとアピールしている。