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発売前ゲーミングモニターやノートPCのAI向け性能をアピール、GIGABYTEが新製品展示会を開催

 秋葉原のLIFORK AKIHABARA II 1Fにて、「GIGABYTE新製品展示会」が23日・24日に開催。

 会場では日本未発売のゲーミングモニターをはじめ、AI向け機能をアピールするノートPCや、PCパーツなどが展示されました。イベントでは製品展示のほか、NVIDIAとIntelの担当者を招いてのプレゼンテーションなど、最新製品のアピールが行われました。

QD-OLEDパネル採用の日本未発売ゲーミングモニターを展示SS IPSパネル採用の白いゲーミングモニターも

 今回の目玉製品は、QD-OLEDパネルを採用した日本未発売のゲーミングモニター「FO27Q3」と「FO32U2P」。

FO27Q3
FO32U2P

 いずれもパネルの焼き付き防止機能を搭載しており、4時間以上使用した場合、モニターが電源オフ・スタンバイになった際に自動で起動するパネルリフレッシュ機能の「Pixel Clean」や、数分おきに目にわからない程度に画面のピクセルをずらす「Pixel Shift」、ロゴやタスクバー部分の輝度を下げ、焼き付きを抑える「Sub-logo Dim」などを備えています。

パネルの焼き付き防止機能一覧
Pixel Cleanの機能紹介
Pixel Shiftの機能紹介
KVMスイッチとタクティカルスイッチの機能紹介

 また、画面底面に用意されたタクティカルスイッチも特徴の一つで、解像度と表示サイズの切り替えやクロスヘアの表示、音声ミュートなど複数のカスタマイズが可能なスイッチとなっています。

 このほか、FO32U2PはDisplayPort 2.1(UHBR20)を搭載しており、対応するビデオカードと使用することで、デイジーチェーン接続をサポートしています。

FO27Q3
「FO27Q3」は5月の終わり頃に発売を予定しているとのこと

 FO27Q3は、最大リフレッシュレート360Hz、応答速度0.03ms(GTG)のパネルを搭載した26.5インチのモデル。解像度は2,560×1,440ドット。

FO32U2P
「FO32U2P」も5月の終わり頃に発売予定

 FO32U2Pは、最大リフレッシュレート240Hz、応答速度0.03ms(GTG)のパネルを搭載した31.5インチのモデル。解像度は3,840×2,160ドット。

M32U ICE
「M32U ICE」の試作機。

 QD-OLED搭載の2モデルのほか、白色筐体のゲーミングモニター「M32U ICE」も展示。32インチのSS IPSパネルを採用したモデルで、解像度は3,840×2,160ドット。リフレッシュレートは最大144Hz、応答速度は1ms(MPRT)。なお、GIGABYTEの担当者によると、こちらの製品についてはテストショットで作られたものとのことで、発売などは検討中となっていました。

発売済みの「CO49DQ」も展示されていました。
ゲーミングモニターのロードマップ

独自開発のAI Nexus機能を備えたゲーミングノートPCを展示AIによる画像生成も実演披露

 会場ではAI機能を搭載したノートPCもアピール。ユーティリティソフトの「GIGABYTE CONTROL CENTER」に搭載されたAI関連の機能が紹介されました。

 AIを活用した「AI Nexus」は、AIを活用してバッテリー寿命やパフォーマンスを向上させるもので、機能やメリットが解説されていました。

GIGABYTE CONTROL CENTERの中に用意された「AI Nexus」

 注目機能として紹介された「AI Generator」も興味深い機能。AIにあまり詳しくないユーザーにもAI性能を試してもらえるように、画像生成AIの「Stable Diffusion」がGIGABYTE CONTROL CENTER上から実行できるようになっています。利用に関しては無料とのこと。

「AI Generator(Stable Diffusion)」からcoffee,chocolate cakeという指示で出力された結果
fujisan,sakuraという指示で出力された結果

 なお、これらの機能については2024年発売のAORUS 17X・AORUS 17・AORUS 16X・AORUS 15に搭載されているそうです。

「AORUS 16X」
「AORUS G6X」
AORUS 16Xに採用される冷却機構
AI パソコンとは

 GIGABYTEのノートPCにも採用されている最新世代のCPU・GPUに関しては、NVIDIAとIntelの担当者からそれぞれポイントが開設されました。

 各セッションともに、プレゼンテーション中は会場に多くのユーザーが訪れ、賑わっていました。

NVIDIAとIntel担当者によるトークセッションも
AEROシリーズのクリエイター向けノートPC
ビデオカードやマザーボード、未発売の水冷クーラーなど自作PCパーツも多数展示
会場には多くの参加者が来場していました
【AORUS TV W112『GIGABYTE 新製品展示会 2024』】