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丸1日楽しめる台湾のカバラン蒸留所。ウイスキーのブレンディング体験やテイスティング、蒸留所見学が最高過ぎた!
台北から蒸留所への道順もご紹介
2024年7月2日 11:05
PC/IT関連の見本市「COMPUTEX TAIPEI 2024」を取材するため、台湾に降り立った筆者。せっかくなら台湾の名所にも行ってみたいと思い、カバラン蒸留所に行ってきました!
筆者はテイスティングレビューを執筆するくらいにはウイスキーが大好きなので、カバラン蒸留所はぜひとも訪問したいところでした。
ということで、今回は台北から蒸留所までの道順も解説しながらカバラン蒸留所の楽しみ方をお伝えしようと思います。
長距離バスとタクシーで簡単にたどり着ける!台北から蒸留所までの行き方をご紹介
カバラン蒸留所は台湾の北東部「宜蘭市」にあるので、まずはここに向かいます。筆者は滞在中、台北市に宿泊していたため、台北市から宜蘭市への移動手順を案内します。
まず台北市から宜蘭市へ移動ですが、今回は長距離バスを使用しました。台北転運駅という長距離バスのターミナルがあるのでそこまで向かい、売り場で宜蘭転運駅行きのチケットを購入します。金額は片道140元。
購入したら4階まで登り、チケットに書かれている乗り場からバスに乗ります。乗車時にチケットのQRコードの読み取りがあるので、準備しておきましょう。
乗車時の交通状況にもよりますが、台北市から出発して約1時間で宜蘭市に到着。台北市と比較すると少し田舎のような風景を感じますが、バスの運行本数を考えるとそこそこ栄えている街のようです。
バスを降り、宜蘭転運駅から蒸留所まではタクシーを使いました。運転手には「カバランウイスキー」と言えば大体伝わるようです。タクシー代は片道約300元。
ちなみに、蒸留所方面に向かうバスもあるようですが、運行本数や走行時間を考慮するとタクシーをお勧めします。
自分好みのウイスキーを作れる体験や蒸留所限定ウイスキーが飲めるテイスティングで筆者大はしゃぎ
蒸留所敷地内では主に第一蒸留所の見学のほか、スピリッツキャッスルでブレンディング体験やテイスティングを楽しむことができます。
筆者が一番目を輝かせたのはやはり、自分好みのウイスキーが作れるDIYブレンディング体験。
1日に6回ほど開催されており、参加する場合は各開催時間の15分前にカバランガーデンホールのバーカウンターで支払いを済ませておきましょう。ブレンディング体験は1回1,800元で参加することができます。
ブレンディング体験では、記入用紙には日本語の解説文が載っているので、中国語や英語ができないという方でもちゃんと楽しめます。筆者は日本語以外ほぼ話すことができないのでとても嬉しいポイントでした。
4種類のウイスキーを合計6mlになるよう試験管に入れ、グラスに移しテイスティング。味や香りを確認しながら好みの分量を用紙に記入し、用紙をスタッフの方に渡すといよいよ瓶詰め作業。
なかなか他ではできない体験を楽しむことができました。将来何か記念日で開栓し、ゆっくりと楽しみたいものですね。
ちなみに、日曜日などの祝日はかなり混み合うようですが、平日は比較的空いているようで、スタッフの方からゆっくり体験してくださいと言ってもらえました。じっくりと真剣に好みの1本を作りたいという方は平日を狙って参加してみてください。
また、カバラン蒸留所ではブレンディングのほかにテイスティングも楽しむこともできます。蒸留所限定のウイスキーを含め、定番品から高グレード品から様々なボトルを楽しむことができます。まずは飲みたい銘柄を決めてカバランガーデンホールのバーカウンターで注文しましょう。購入したらテイスティングルームに案内されます。
テイスティングは1杯20mlで提供されるため、様々な種類を楽しみたいという場合には若干量が多いかもしれません。もちろん一人で楽しむのも良いですが、同行者とシェアしていろんな種類のウイスキーを楽しむことをお勧めします。
このほか、スピリッツキャッスルにはカフェも併設されているため、ランチをしたり休憩することもできるようです。
ストラップやTシャツなどのアパレルグッズも充実、50mlサイズのウイスキーのお土産はかなり嬉しい!
このほか、たくさんのお土産品をそろえたギフトショップもあり、ウイスキーだけでなくビールや清涼飲料、傘やTシャツなどのお土産商品も充実しています。
ウイスキーは700mlのフルボトルだけでなく、試験管のような瓶に詰められたお土産に最適な50mlサイズの物もありました。
ちなみにギフトショップ向かいにアイスショップがあり、マンゴーやピーナッツミルクといったアイスのほかに、ウイスキーまたはビールが入ったアイスも販売されています。
試しにウイスキー入りのアイスを購入してみましたが、これがかなり美味しい!自宅でバニラアイスとウイスキーを混ぜて作ると、お互いが分離した状態なので、味のまとまり方やウイスキーの風味を感じ方などかなり違いました。
ウイスキー初心者から愛好家まで楽しめるテーマパークのような蒸留所
蒸留所全体はかなり広いため、各種体験をやってみたいという方は時間に余裕を持って行動することをおすすめします。ちなみに筆者はCOMPUTEXの取材もあり、まとまった時間が取れなかったものの、どうしても行きたかったので2日間に分けて通いました(笑)。
第一蒸溜所の見学ガイドツアーについてはネタバレになってしまうので載せませんが、ウイスキー初心者から愛好家まで楽しめる場所であることは間違いありませんでした!台湾に降り立った際はこの記事を参考に、カバラン蒸留所へ足を運んでみてはいかがでしょうか?