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サードウェーブ、元インテルの井田晶也氏が新社長就任へ。AI需要で成長する法人向け事業を強化

左から尾崎健介氏、井田晶也氏

 株式会社サードウェーブは19日(水)、都内にて記者発表会を開催。8月1日(木)より同社 井田晶也氏が、取締役社長兼COOへ就任することを発表した。

 現 代表取締役社長兼CEOの尾崎健介氏は、同日より代表取締役会長兼CEOとなる。

AI需要などに対応した体制への変換

 登壇した尾崎氏は、今回の交代について、「法人市場におけるAIなどの需要の高まりを受けたもの」であると説明。サードウェーブとしての注力事業を個人向け(B to C)から法人向け(B to B)へと転換するための体制変更であるとした。

 元インテルで現サードウェーブ副社長の井田晶也氏は、市場調査や同社のデータを基に、業務向けのPC需要は今後も拡大傾向であり、CPUのパフォーマンスミックスも向上すると述べ、「とくにAI PCやディスクリートGPUの需要は大きなものになるとみられている」と説明。

 同社では、法人市場において、ゲーム開発やCAD、映像制作など、業種/業態に特化したターゲットへの取り組みを強化していくいう。具体的には個人向け市場で培ったハイエンドPC技術を展開し、自由度の高いカスタマイズ、迅速な納品体制などを挙げた。

 なお井田氏は、個人向け市場についても、従来取り組んできたeスポーツへの協賛といった取り組みについて、今まで以上の取り組みを行っていくとの姿勢を示し、成長市場として法人向けを強化していく形であることをアピールしている。