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NZXTのPCケース「H5 Flow」がフルモデルチェンジ、エアフロー強化

「H5 Flow RGB」

 新設計と謳われたPCケース「H5 Flowシリーズ」が登場。シリーズは2製品で、静音タイプのケースファンを搭載した「H5 Flow」と、一体型3連RGB LEDファンを搭載した「H5 Flow RGB」。いずれも色違いでブラックとホワイトが用意されている。

 店頭価格はH5 Flowが15,880円、H5 Flow RGBが21,180円。

GPU冷却を強化するため設計された穴開きPSUシュラウドが特徴のミドルタワーケース

 H5 Flowシリーズは対応マザーボードサイズがE-ATX/ATX/microATX/Mini-ITXのPCケース。ハイエアフローPCケースで既存モデルの「H5 Flowシリーズ」をフルモデルチェンジしたものといい、新設計という。

 既存モデルのH5 Flowシリーズでは、下部のエアフローについて、本体前寄りに配置した斜め120mmファンによる吸気で行っていたとしている。新モデルでは本体左側の下部全体および底面の広い範囲(電源シュラウド全体)を穴あき仕様にすることで120mmファン×2による底面吸排気を行えるようにしたという。これにより、本体下部のグラフィックスカード周辺のエアフローが大きく向上したとしている。

 本体サイズを小型化しつつ拡張性を拡大したとしており、このほか、通気性が良くホコリも防ぐ微細穴あきパネルを新たに採用したとしている。また、本体の右側にある裏配線スペースは、従来モデルよりも奥行きが5.7mm広くなったといいい、最厚部が28.7mmとしている。

 前部は360mmサイズまで、上部は240mmサイズまでの液冷ラジエータを搭載できるとしている。上部については、背の低いメモリを使用することで280mmサイズのラジエータを搭載することもできるとのこと。また、前面・上面パネルと左右のサイドパネルは工具無しで外すことができ、簡単に内部にアクセスできるとしている。

 H5 Flow RGBには、3つの120mm RBB LEDファンを合体させた、最新の一体型3連RGB LEDファンを搭載したとしている。単品販売の「F360 RGB Core」と仕様が若干異なるPCケース付属用バージョンとのこと。

 別売りの「Vertical GPU Mounting Kit」を使用することでグラフィックスカードを垂直に取り付けることができるという。PCI Express 4.0 x16対応のライザーケーブルが付属するとしている。

 本体サイズは幅225×奥行き430×高さ465mm。質量はH5 Flowが7.28kg、H5 Flow RGBが7.63kg。ドライブベイは3.5インチ(内部)が1、2.5インチ(内部)が2。背面拡張スロットは7。各種取り付けスペースは、CPUクーラーの高さが170mmまで、グラフィックスカードの長さが410mmまで、電源ユニットの長さが200mmまで、裏配線スペースの厚みが28.7mm(最厚部)。材質は本体がSGCC、サイドパネルが強化ガラス。

[取材協力:ツクモパソコン本店TSUKUMO eX.]