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GIGABYTEのZ890マザーが9製品、上位の「Z890 AORUS MASTER」やMini-ITX「Z890I AORUS ULTRA」など

 Intel Core Ultra 200Sシリーズプロセッサーに対応するチップセット「Intel Z890」を搭載したマザーボードがGIGABYTEから計9モデル登場。CPUソケットは今回初登場の「LGA 1851」。

 GIGABYTE Z890マザーボードは、AIベースの自動OC機能「AI Snatch」を搭載し、最大20%のOC性能向上や試行回数の低減などを実現。またAIを駆使した基板設計/BIOS最適化などもうたわれている。

 一部モデルではメモリのアクティブ冷却が可能な「DDR Wind Blade」、大型M.2ヒートシンク「M.2 Thermal Guard XL/Lヒートシンク」などを搭載。ビデオカード着脱が簡単にできるボタン式「PCIe EZ-Latch Plus」や、ツールレスのM.2 SSD固定機構「M.2 EZ-Latch Plus/M.2 EZ-Latch Click」、ケース内表示向けHDMIポート「センサー・パネルリンク」などは全モデルで搭載する。このほか、I/Oパネルに「最大7度の温度差を実現する」(同社)という通気口を備えている点も特徴。

各モデルの差異
AORUS Z790搭載モデルとZ890モデルの対比

 また、国内正規代理店扱いのIntel Z890チップセット搭載マザーボードの保証期間が従来の2年から3年に延長されることが発表されている。CPUソケットピン折れ(曲がり・破損等)時の6か月保証も付帯する。

GIGABYTE Z890 AORUS MASTER

 Z890 AORUS MASTERは、18+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載するハイエンド志向のATXマザーボード。店頭価格は109,800円。

Z890 AORUS MASTER

 従来型クーラーと比較して最大10倍の表面積を持つというFins-Arrayヒートシンク設計が採用されたVRM冷却機構や、最大10度の温度差を謳うメモリモジュール用アクティブ冷却ファン「DDR Wind Blade」を備える。

 主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×3(うち1基はPCIe 5.0対応)、Thunderbolt 4×2、10GbE有線LAN(Marvell AQC113C)、Wi-Fi 7対応無線LAN(Intel BE200NGW)、SATAなど。M.2スロットは計5基。

GIGABYTE Z890 AORUS PRO ICE

 Z890 AORUS PRO ICEは、基板全体やヒートシンクが白いカラーリングのATXマザーボード。店頭価格は76,800円。

Z890 AORUS PRO ICE

 16+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路とヒートパイプ付きの大型VRMヒートシンクが搭載されているほか、メモリモジュール用冷却ファン「DDR Wind Blade」が付属する。

 主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×3(うち1基はPCIe 5.0対応)、Thunderbolt 4×2、5GbE有線LAN(Realtek)、Wi-Fi 7対応無線LAN(Intel BE200)、SATAなど。M.2スロットは計5基。

GIGABYTE Z890 AORUS ELITE X ICE

 Z890 AORUS ELITE X ICEは、白を基調としたデザインが施されたATXマザーボード。店頭価格は63,800円。

Z890 AORUS ELITE X ICE

 16+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載するモデルで、主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×3(うち1基はPCIe 5.0対応)、Thunderbolt 4×1、2.5GbE有線LAN(Realtek)、Wi-Fi 7対応無線LAN(MediaTekまたはRealtek)、SATAなど。M.2スロットは計5基。

GIGABYTE Z890 AORUS ELITE WIFI7

 Z890 AORUS ELITE WIFI7は、16+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載するATXマザーボード。店頭価格は52,800円。

Z890 AORUS ELITE WIFI7

 主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×3(うち1基はPCIe 5.0対応)、DisplayPort×1、Thunderbolt 4×1、2.5GbE有線LAN(Realtek)、Wi-Fi 7対応無線LAN(MediaTekまたはRealtek)、SATAなど。M.2スロットは計4基。

GIGABYTE Z890M AORUS ELITE WIFI7・Z890M AORUS ELITE WIFI7 ICE

 Z890M AORUS ELITE WIFI7(黒色基板)とZ890M AORUS ELITE WIFI7 ICE(白色基板)は、12+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載するmicroATXマザーボード。店頭価格は順に42,800円、44,800円。

Z890M AORUS ELITE WIFI7
Z890M AORUS ELITE WIFI7 ICE

 主な仕様は共通で、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×2(うち1基はPCIe 5.0対応)、DisplayPort×1、2.5GbE有線LAN(Realtek)、Wi-Fi 7対応無線LAN(MediaTekまたはRealtek)、SATAなど。M.2スロットは計3基。

GIGABYTE Z890I AORUS ULTRA

 Z890I AORUS ULTRAは、8+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載するMini-ITXマザーボード。店頭価格は65,800円。

Z890I AORUS ULTRA

 主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×2、拡張カードスロットがPCIe x16×1(PCIe 5.0対応)、HDMI×1、DisplayPort×1、Thunderbolt 4×1、2.5GbE有線LAN(Realtek)、Wi-Fi 7対応無線LAN(Intel BE202)、SATAなど。M.2スロットは計2基。

GIGABYTE Z890 EAGLE WIFI7

 Z890 EAGLE WIFI7は、14+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載したATXマザーボード。店頭価格は40,800円。

Z890 EAGLE WIFI7

 主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×3(うち1基はPCIe 5.0対応)、DisplayPort×1、2.5GbE有線LAN(Realtek)、Wi-Fi 7対応無線LAN(MediaTekまたはRealtek)、SATAなど。M.2スロットは計4基。

GIGABYTE Z890 AERO G

 Z890 AERO Gは、16+1+2+1フェーズのデジタルTwin電源回路を搭載するクリエイター向けATXマザーボード。店頭価格は65,800円。

Z890 AERO G

 PCIeスロットの間隔が、クリエイティブ用途のビデオカードの2枚挿しを想定した間隔になっているなど、クリエイター向けの装備・設計が採用されている。

 主な仕様は、メモリスロットがDDR5 DIMM×4、拡張カードスロットがPCIe x16×3(うち2基はPCIe 5.0対応)、HDMI×1、Thunderbolt 4×1、2.5GbE有線LANポート(Intel)×2、Wi-Fi 7対応無線LAN(Intel BE202)、SATAなど。M.2スロットは計5基。

[取材協力:パソコンショップ アークツクモパソコン本店TSUKUMO eX.パソコン工房 秋葉原本店ドスパラ秋葉原本店ソフマップAKIBA パソコン・デジタル館]