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クラムシェル型7インチポータブルゲーミングPC「GPD WIN Mini 2025」の予約受付が開始
2025年2月22日 00:00
クラムシェル型7インチポータブルゲーミングPC「GPD WIN Mini 2025」が3月上旬に発売予定。天空取り扱いの国内正規版の予約販売が始まっている。
ラインアップと予約価格は、AMD Ryzen 7 8840U/メモリ32GB/1TB SSD搭載モデルが142,000円(通常:146,000円)。AMD Ryzen AI 9 HX 370/メモリ32GB/2TB SSD搭載モデルが228,000円(通常:232,000円)。本体カラーは前者がブラック、後者がブラック/ホワイトが用意されている。このほか、先行予約特典としてゲーミンググリップと液晶クリーナーがプレゼントされる。製品出荷は3月上旬の予定。
新しいファンと冷却モジュールを採用し、TDP 35W稼働実現したクラムシェル型ポータブルゲーミングPC
GPD WIN Mini 2025は本体寸法が約172×109×27mm、本体重量が約555gのノートPC。ディスプレイは7インチLTPSスクリーン(リフレッシュレート60Hz/120Hz、画面解像度1,920×1,080)。OSはWindows 11 Home。
冷却構造を見直すために、シャーシからすべて作り直した2025年バージョンと謳われている。高熱伝導性素材と先進的な設計コンセプトを採用したとし、効果的かつ迅速に熱を放散する新しいファンを実装することでTDP 35W駆動を実現するという。
7インチのゲーミングディスプレイについては、ネイティブランドスケープを採用。VRR(可変リフレッシュレート)とAMD FreeSync Premiumをサポートしており、ゲーム中の画面のティアリングを心配する必要がなくなるなどとしている。また、反射防止コーティングを採用したといい、不快な眩しさを低減し、輝度を高めるという。
ホール効果ジョイスティックは標準ジョイスティックと比較して、キャリブレーション後の戻り精度が37.5%、電圧分割精度が25%向上したとし、中心点で発生するデッドゾーンの可能性がほとんどなくなったとしている。指の動きを正確に感知し、ゲームコントロールの精度と感度を向上させるという。
L2/R2リニアアナログトリガーボタンを採用したとしている。異なる強度のボタン反応を正確にシミュレートし、正確な射撃や加速などの操作を可能にするといい、これによりゲーム中のダイナミックな変化をよりリアルに体感できるなどとしている。
コントローラーのC面には、カスタマイズ可能なL4/R4キーが追加されたという。WinControlsツールを使用することで、簡単にコンビネーションキーを設定できるなどとしている。
コントローラーにデュアルリニアモーターを内蔵したという。回転モーターに比べて起動・停止時間を短縮し、リニアリティを向上させるなどとしている。また、3軸重力センサーと3軸ジャイロセンサー搭載したとし、コントローラーを傾けてゲーム内のキャラクターやオブジェクトを操作できるなどとしている。
キーボードにはホワイトバックライトを採用したとしている。シザースイッチデザインを採用し、キーの組み合わせでバックライトのオン・オフが可能とのこと。また、両手の親指でタイピングするのに適した大きめのキーになっているという。
精密タッチパッド(PTPモード)を搭載したという。マルチタッチによる指の位置や動きの軌跡を検出し、より正確なコントロールを実現するとしている。
AACスピーカーを2つ搭載し、DTS:X Ultraオーディオテクノロジーに対応するとしている。音響心理学とHRTF技術に基づいた新しいアルゴリズムを採用し、ヘッドフォンと内蔵スピーカーの両方から出力される音声をゲーム環境に応じて処理するという。
3.87V超高密度ポリマーリチウムバッテリーを採用し、限られたスペースでバッテリー容量を44.24Whまで増加させたとしている。GPD WIN 2と比較すると、バッテリー寿命が50%近く向上しているという。
上記以外の主な共通仕様は、メモリ仕様がLPDDR5x(7500MT/s)、デュアルチャネル、SSD仕様がM.2 NVMe 2280 SSD、NVMe 1.3/1.4、PCIe 4.0 x4、ビデオ/データ/充電端子がUSB4 Type-C(40Gbps/フル機能)×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(10Gbps)×1、USB Type-A(10Gbps)×1。
国内正規版は、天空による国内1年間の保証が付いているとのこと。1年を超えた場合でも、国内で修理が可能なため、安心して利用できるなどとしている。