プロダクトレビュー・ショーケース
マグネシウム合金シェルで軽量かつ頑丈、競技向けゲーミングマウス「CORSAIR SABRE v2 PRO WIRELESS MG」
56gの軽量設計を備えたワイヤレスゲーミングマウス text by 白倉甲一
2026年2月27日 00:00
CORSAIRから、初のマグネシウム合金製シェルを採用したゲーミングマウス「SABRE v2 PRO WIRELESS MG」が登場した。
競技向け「SABRE」シリーズの新モデルで、「次世代進化系」と同社がうたう性能重視のマウス。8,000Hzのポーリングレートや低遅延の「CORSAIR SLIPSTREAMワイヤレス技術」に対応。33,000DPIの精度、750IPSのトラッキング速度、50Gの加速度、99.7%の解像度精度と基本スペックの高さをウリとしている。また、マグネシウム合金製シェルを採用することも特徴で、56gの軽量設計ながら高い剛性と放熱性を備えるモデルになっている。CORSAIR製最新マウスの使用感や本体性能などを見ていこう。
重量56gのマグネシウム合金製ワイヤレスゲーミングマウス
今回のレビューで使用しているSABRE v2 PRO WIRELESS MGはホワイト(CH-931G101-WW)モデルで、カラーバリエーションとしてブラック(CH-931G100-WW)も用意されている。販売価格は約2万5千円。
形状は同社の「SABRE v2 PRO ULTRALIGHT」を踏襲しつつ、放熱性や軽量化を考慮した"肉抜き"デザイン。穴の位置はグリップ時に影響が出ないように配慮されており、やみくもに軽量化したモデルではない点は好印象。サイド部分を指でがっしりとホールドできるので、操作性は安定感のあるものになっている。本体サイズは122.9×64.1×38.8mm。
マグネシウム合金製のシェルの表面には、やや光沢がかった塗装が施されている。塗装は素のままの状態でも滑りにくい感触だが、さらにグリップ感を高めたいユーザー向けにグリップテープも付属している。
センサーは33,000DPIの光学式センサー「CORSAIR MARKSMAN Sセンサー」が搭載されている。トラッキング性能は最高速度750IPS、加速度は50G対応がうたわれている。
接続方法は、専用レシーバーによる2.4GHzワイヤレス接続、Bluetooth接続、USB有線接続の3方式に対応している。接続方法は底面にあるスイッチで切り替え可能。対応ポーリングレートは最大8,000Hz。無線接続時でも入力遅延は0.125ミリ秒に抑えられており、有線マウスに遜色ない速度を実現していることをウリとしている。
バッテリー駆動時間は、2.4GHzワイヤレス接続でポーリングレート1,000Hz時に最大120時間、2.4GHzワイヤレス接続でポーリングレート8,000Hz時は最大21時間。
ドライバソフトウェアのインストール不要な「CORSAIR Web Hub」に対応
SABRE v2 PRO WIRELESS MGは、「CORSAIR Web Hub」に対応。ドライバソフトウェアのインストール不要で、ブラウザ上から手軽にマウスの機能設定が行える。なお、マウスの設定変更の際には、有線接続または2.4GHz専用レシーバー接続を行う必要があり、Bluetooth接続時は設定が変更できない。
ブラウザ上で設定した内容は本体内蔵メモリに保存される。設定情報がマウス側にあるのでオフライン大会などでも使いやすい。また、設定を変更したくなった時もブラウザが使えればどこでも再設定が可能と、競技向けらしい仕様になっている。
●競技向けの布製マウスパッド「MM PRO Control」
布製マウスパッドの新モデル「MM PRO Control」もSABRE v2 PRO WIRELESS MGに合わせ発売されている。
厚さ4mmの布製マウスパッドで、サイズはMedium(320× 300mm)とLarge(450 ×400mm)の2種類、カラーはブラックとグレーの2色をラインアップ。今回レビューで使用したのは、Mediumサイズのブラックだ。
表面は強めに抵抗がかかるタイプの布地で、やや厚手でクッション性も高く大きく沈み込むコントロール系のマウスパッド。マウスをビタっと止めやすいので、軽いマウスなどと組み合わせた際の制動調整に最適だ。底面は六角形のハニカムパターンが刻まれており、激しくマウスを動かしてもマウスパッドがズレにくいようになっている。
金属製シェルは放熱性で有利、長時間のゲームプレイも快適に
マグネシウム合金製シェルの採用や肉抜きデザイン、高解像度のセンサーなど、特徴的な部分を持ったSABRE v2 PRO WIRELESS MGだが、実際にゲームで使用した際の感触も確認してみた。ゲームタイトルは「VALORANT」を使用し、マウスパッドはMM PRO Control Mediumを組み合わせて使用している。
ゲーム使用時にまず思ったのは、肉抜きの違和感の無さ。穴の位置が工夫されているので、握った際の感触や操作感は肉抜きされていない通常のマウスに近い感覚で使用できる。肉抜きされている分熱がこもりにくいので、夏場などに長時間使用しても快適に使用できそうだ。手汗をかきやすい人にも通気性が良いこうしたマウスは好適かもしれない。
金属製シェルは明確に剛性が上がったと感じるような変化はなかったが、マウスに力がかかった際の微妙なたわみなどは樹脂製シェルのマウスよりも軽減されているように感じた。剛性が低いマウスは長期間使用しているときしむようになることもあるが、金属製シェルであればそうしたことを予防することができるかもしれない。
搭載されているCORSAIR MARKSMAN Sセンサーの精度が高く、エイム時に癖なども感じることなく扱いやすい印象だ。テストは2.4GHzの無線接続(ポーリングレート8,000Hz)で行ったが、ワイヤレスでも遅延を感じることはなく、咄嗟に大きくマウスを動かすようなシーンでもしっかりエイムを定められた。解像度を自分にあった数値に設定すれば、ピーキーに感じるような部分もなく素直な挙動のマウスとして使えるだろう。
マウスパッドのMM PRO Control Mediumは、コントロール重視でしっかり止まるタイプのモデルだが、SABRE v2 PRO WIRELESS MGと組み合わせた際に、特段滑りにくいとは感じなかった。この辺りは好みもあるので、より滑りを良くしたい場合は、ガラスのマウスパッドなどの滑りの良いものを使うのが良いかもしれない。逆にもっと滑りにくい方が良ければ、抵抗を増やせる面積の広いマウスソールが付属しているので、交換して使用してみてもらいたい。
マグネシウム合金で"肉抜き"デザインの最新ゲーミングマウススタンダードな形状で最新トレンドを取り入れたモデルを求める人へ
SABRE v2 PRO WIRELESS MGは、競技シーン向けに機能は絞られているものの性能は高く、扱いやすいゲーミングマウスだ。肉抜きタイプのモデルだが、金属フレームを採用することで高い剛性を実現している部分もポイントだ。また、ベースの形状はほとんど「SABRE v2 PRO ULTRALIGHT」と同じなので、肉抜きの有無や本体重量の好みに合わせて両者を比較検討してみるのもいいだろう。
奇抜な見た目とは裏腹に形状そのものはスタンダードなデザインなので、マウスを持った感覚はなるべくそのままに、最新機能を備えたモデルを探しているといったユーザーは是非選択肢に加えてほしい。

































