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発売前製品の先行展示も、20メーカー以上が集まった自作PCの大型イベント「ASK★FES 2025 」が開催

 4月12日~13日に秋葉原UDX アキバ・スクエアで「ASK★FES 2025~何かが見つかる!世界のPCパーツ大集合祭り~」が開催。代理店アスクのPCパーツの大型イベントで、21メーカーが出展。特価品の販売やステージイベントも実施され、多くの人が訪れていました。

 イベント開催日にXにて各メーカーのブースを模様をお届けしましたが、改めて各メーカーイチオシの製品やサービスなどをご紹介します。

AGIブース

 AGIブースに展示されていたストレージ/メモリ関連製品。

 AGIは台湾のメーカーで、今イチオシの製品はUSB Type-C接続カードリーダーが付属したmicroSDカード「Supreme Pro TF138 microSD V30/A2」。容量は128GB~2TBまで用意。アクションカメラなどで撮影した動画をスマートフォンなどにそのまま取り込みたい時などにUSB Type-Cカードリーダー付は便利です。

AMDブース

 AMDブースに展示されていたRyzen 9 9950X3D + Radeon RX 9070 XT搭載のデモPC。

 イベントではRyzen 9 9950X3DやRyzen 7 9800X3Dなどの3D V-Cache搭載CPUをアピール。モンスターハンターワイルズで実際の性能を試せる状態でデモが行われていました。現在X3D系のCPUとRadeon 9070 XTを組み合わせる構成はゲーミングPCで人気なので、まさに今流行りの構成が体験できるデモ機になっていました。

ASRockブース

 ASRockブースに展示されていた「Radeon RX 9070 XTで一番速い」(メーカー)という「AMD Radeon RX 9070 XT Taichi 16GB OC」。

 特に電源回路にこだわった新設計の基板を採用したモデルで、GPUに大きな電力を供給できるのはもちろん、パワー半導体が一番効率が良いあたりで動作するようにも考慮して作られたものとのこと。クーラーも冷却性の高い大型の物を採用し、「GPU性能を引き出し切るモデル」とアピールされていました。

ASUSブース

 ASUSブースに展示されていた「ROG STRIX RTX 5070 TI-O16G GAMING」。

 ASUS製のGeForce RTX 5070 Ti搭載カードでは最上位となるモデルで、クーラーはクリアパーツなどを使った凝ったデザインになっています。発売は少し先になるかもしれないとのことで、国内投入の準備を進めている最中とのことでした。

CORSAIRブース

 CORSAIRブースに展示されていた2システム搭載の超ド級MOD PC。

 PC Modderの関口氏制作のモデルで、Core Ultra 7 265KFを使ったATXのシステムと、Ryzen 9 9900Xを使ったMini-ITXの2システムを1台のPCに搭載。関口氏は金属パイプを用いたMOD PCの制作を得意としていますが、水冷チューブにスリーブを施すのが今のトレンドとのことで、最近の流行りも取り入れたものになっていました。

Cooler Masterブース

 Cooler Masterブースに展示されていた新型ケースの「MASTERFRAME 600」。

 未発売モデルで、内部レイアウトやインターフェイスパネルなどの位置をユーザーが好みに合わせて調整できる「フリーフォーム」が特徴の製品。内部を見ると調整用のネジ穴が多数用意されており、各パーツのマウント位置を好みに合わせ細かく変えることが可能。アルミ製で外観は重厚感があり、カラーはブラックとシルバーが用意されています。

ELSAブース

 ELSAブースに展示されていたコラボPCの「GALUDA-D」。

 「GALUDA-D」は非常に美しいプリントが施されているのが特徴となっているモデルで、これまでも多数のコラボモデルを販売。今回は参考出展で「TSUKUMO TOKKA Edition」を展示。このモデルもかなり綺麗な仕上がりになっていました。

DeepCoolブース

 DeepCoolブースに展示されていた新型水冷クーラーの「LE V2」。

 近日発売予定のエントリーモデルで、旧モデルの「LE」からヘッド部分のデザインが大きく変わったほか、性能も若干向上しているとのこと。割安な価格帯で投入される見込みとのことなので、高コスパ水冷クーラーを狙っている人に注目のモデルとなるかもしれません。

Fusion Innovationブース

 Fusion Innovationブースに展示されていたALPHAEONのオフィスチェア「E5 Hybrid」。

 背面と座面にPU+メッシュ素材を採用した特徴的なモデル。オフィス用途はもちろん、ロッキング機能に力を入れているとのことで、リラックスしたシーンでの利用にも適しているとのこと。座り心地は良く、背もたれに体重をかけて使うことが多い人に向いている印象でした。

Fractal Designブース

 Fractal Designブースに展示されていた高機能チェア「Refine」シリーズ。

 高級ビジネスチェアのような多数の調整機能を備えた製品で、座り心地もなかなかです。Fractal Designはこのモデルが初のチェア製品とのことですが、完成度は高く、家具などにもマッチするデザイン。PC用でシンプルなデザインのチェアを探している人は、機能的にもデザイン的にも満足度が高い一台になるかもしれません。

GAINWARDブース

 GAINWARDブースに展示されていたGeForce RTX 50搭載ビデオカード。

 同社製GeForce RTX 50搭載ビデオカードでは中位にあたる「PHOENIX」シリーズが日本市場ではイチオシとのことで、同シリーズは冷却性能とコストパフォーマンスに優れるモデルになっているそうです。ブースには「PHOENIX」シリーズのGeForce RTX 5080搭載カードが展示されていました。

GIGABYTEブース

 GIGABYTEブースに展示されていたメモリのオーバークロック世界記録を達成したマザーボード「Z890 AORUS TACHYON ICE」。

 DDR5-12752での動作を記録したモデルで、メモリスロットの位置は基板上部となっており、サーバー向けマザーボードなどで見られるようなレイアウトになっています。発売日などはまだ未定とのことですが、この手のウルトラハイエンドモデルでホワイトのモデルは珍しいので、欲しい人はそこそこいそうな気がします。

ITGマーケティングブース

 ITGマーケティングブースに展示されていたSamsung 990 PRO×8枚で58GB/s超えを実現したモンスターマシン。

 LenovoのThinkStation P8をベースに、HighPointのRAIDカードを組み込んだモデル。FastCopyを用いたデータ転送デモも行われており、ベンチマークだけでなく、ファイルデータ転送時にも実測で50GB/sオーバーとかなりの性能を発揮していました。

NZXTブース

 NZXTブースに展示されていたUSB Type-C接続のマイク「Capsule Elite」。

 縦横向きを変えられるモデルで、サンプルレートは192Hz/24bit対応。デザインもNZXTらしいシンプルなテイストでまとめられているので、様々な利用シーンで活用できそうです。

MSIブース

 MSIブースに展示されていた発売されたばかりのウルトラハイエンドマザー「MEG Z890 GODLIKE」。

 同社の最上位マザーボード「GODLIKE」シリーズの新モデルで、店頭価格は21万円超え。ヒートシンクやバックプレートも高級感ある仕上がりになっており、さすが最上位モデルといった質感。M.2 SSDがが複数搭載できる拡張カードや、Thunderbolt 5カードなども付属する機能面でも豪華な1枚となっています。

SAPPHIREブース

 SAPPHIREブースに展示されていたRadeon RX 9070 XT搭載デモPC。

 デモ機に搭載されているのは「NITRO+」シリーズのビデオカード「NITRO+ AMD Radeon RX 9070 XT GPU」で、モンスターハンターワイルズを実際にプレイして性能を試せる状態で展示。大型クーラー搭載で冷却性に優れる分、性能はしっかり出そうです。

Synologyブース

 Synologyブースでは、画像共有アプリ「Synology Photos」をアピール。

 NASに置いた画像を家族で簡単に共有できるSynology製NAS向けの機能で、無料で利用可能。スマホ向けアプリが用意されているので、PC以外でも手軽に導入可能。NASに保存してある写真を簡単に確認したい、家族や友達に動画や写真を簡単に共有したいといった人には便利な機能ではないでしょうか。

Thermaltakeブース

 Thermaltakeブースに展示されていたドライビングシミュレータ向けのコクピットフレーム「GR500」。

 フレームには荷重を再現するモーションユニットや、ステアリングなども一式セットになった状態でデモが行われていました。完成品に見えましたが、発売検討中のモデルとのことで、こうしたイベントなどでユーザーの意見を確認したり、調整を行ったりしているそうです。発売が決定したモデルではないものの、市場への投入は前向きに検討しているとのことでした。

XPPenブース

 XPPenブースに展示されていた液晶ペンタブ「ArtistPro24(Gen2)165Hz」。

 24インチ/WQHDのモデルで、リフレッシュレートは165Hz。入力遅延の無さはかなりのもので、実際に触って欲しくなりました。視差なども含め液タブ独特の違和感がだいぶ無いモデルで、ぜひ一度触ってもらいたいモデル。また、表面パネルはガラス製で、コピー紙のようなタッチ感の加工が施されており、高耐久な点もポイント。紙に描いているような感触なので、タブレットの滑るような感触が苦手という人にもおすすめなモデルです。

ZALMANブース

 ZALMANブースでアピールされていたピラーレスケースの「P40 Prism」。

 4月下旬発売予定の水冷クーラー「Alpha2 D5 A36 WHITE」とリバースファン「ZM-AF120R ARGB WHITE」を使ったデモ機で、発売前製品も合わせてアピール。「P40 Prism」はピラーレスケースとしてはかなり手頃な価格帯のモデルなので、コスト重視のユーザーにはおすすめの1台です。

ZOTACブース

 ZOTACブースに展示されていた「インフィニティミラー尽くし」というデモPC。

 同社のハイエンドビデオカード「ZOTAC GAMING GeForce RTX 5090 AMP Extreme INFINITY」を中心に、インフィニティミラーを搭載するPCパーツを集めたデモ機。高級感がありつつも製作者の遊び心も感じるPCに仕上がっていました。

アスク法人ブース

 アスク法人ブースエリアでデモが行われていたDEEP Roboticsの4足歩行ロボット。

 動き回っているモデルは教育・研究用とされる「Lite 3」で、ジャンプしたり走ったりとなかなか機敏に動けています。ロボットですが、生き物らしいかわいさも感じるレベルでよくできています。