ニュース

R.O.G.初のHaswellマザーが登場、まずは普及版「HERO」から

 R.O.G.シリーズのLGA1150マザーが初登場、下位モデルの「MAXIMUS VI HERO」が発売された。

 実売価格は29,980円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

ASUSのゲーミング機能を多数搭載する普及版FPS向けの「Sonic Radar」やネットレイテンシ低下の「GameFirst II」など

 MAXIMUS VI HEROは、ASUSのゲーム・オーバークロック向けブランドである「R.O.G.」シリーズに属するIntel Z87 Expressチップセット搭載マザーボード。フォームファクタはATX。

 R.O.G.シリーズのLGA1150マザーについては、現時点ではMAXIMUS VI HEROのほか上位モデルの「MAXIMUS VI EXTREME」がラインナップされており、まずは下位モデルが発売されたかっこうだ。

 MAXIMUS VI HEROでは、同社製電源回路の最新版「Extreme Engine Digi+ III」が採用。高クロックでも90%の電源効率が達成できるというTIのMOSFET(MOS型電界効果トランジスタ)「NexFET MOSFET」や、“焼けるような熱さ”でも低温度を維持できるという独自チョーク「BlackWing」などが用いられており、CPUやメモリに安定性・精度の高い電源が供給できるとしている。

 また、ゲーム向け機能として、銃声や足音などをレーダー表示するというFPSゲーム向きの「Sonic Radar」、レイテンシを通常のLANの8分の1に低下させるというオンラインゲーム向きの「GameFirst II」、ELNA製のオーディオ用コンデンサやノイズ対策シールドを備えたサウンド機能「SupremeFX」などが搭載されている。

 スロット数はPCIe x16×3、PCIe x1×3、DDR3 DIMM×4(最大32GB)。主な搭載インターフェイス・機能はHDMI、Gigabit Ethernet、6Gbps SATA(8ポート、RAID 0/1/5/10)、USB 3.0(I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ2ポート)、8チャンネルサウンド。

 なお、上位モデルのMAXIMUS VI EXTREMEは、5基のPCIe x16スロットを備え、4-Way SLIがサポートされているほか、外付け・内蔵の2通りで使えるOC用コントローラ「OC Panel」や、Mini PCIeカードによるIEEE 802.11ac準拠無線LAN/Bluetooth 4.0といった機能も搭載されている。

 ちなみに、R.O.G.シリーズのLGA1150マザーについては、microATXモデル「MAXIMUS VI GENE」やMini-ITXモデル「MAXIMUS VI IMPACT」も発表されている。特に後者は、シリーズ初のMini-ITXモデルとあって注目されそうだ。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店BUY MORE秋葉原本店ソフマップ 秋葉原 リユース総合館]

ASUS MAXIMUS VI HERO