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“魅せるセミチューブレス”な水冷クーラー「HydroShift II LCD-C」が登場、ラジエーターがスリムに

「HydroShift II LCD-C」

 魅せるセミチューブレスを実現したというLian Liの水冷CPUクーラーに新モデルが登場。「HydroShift II LCD-C」シリーズが発売された。

 ラインアップと価格は、UNIFAN TL120 Wirelessを搭載した「HydroShift II LCD-C 360TL」が37,980円。UNIFAN CL120 Wirelessを搭載した「HydroShift II LCD-C 360CL」が29,980円。ファンレスモデルの「HydroShift II LCD-C 360N」が25,980円。各種本体カラーはブラックとホワイトが用意されている。

ラジエーターサイズを小型化し、PCケースへの互換性を向上させた簡易水冷クーラー

 HydroShift II LCD-Cシリーズは対応ソケットがLGA1851/1700、Socket AM5/AM4のCPU水冷クーラー。セミチューブレス化を実現した「HydroShift」シリーズの最新モデルと位置付けられている。

 水冷チューブとラジエーターを一体化させセミチューブレスを実現したサイドマウントデザインが採用。チューブをラジエーターの縁に沿って配置するもので、ポンプのUSBケーブルは、ラジエーターの側面に統合されたチューブの編み込みスリーブにシームレスに隠され、「ほぼケーブルレスでチューブレス」な外観を実現するとしている。

 ラジエーターサイズは400×122×24mmと、従来モデル(403×124.5×27mm)よりも小型にすることで、PCケースへの互換性を高めている。また、水冷ヘッドのデザインも正方形から変更され、2.1インチの円形IPS LCDディスプレイ(解像度480×480)を搭載している。

 また、ユーザーの使用環境に合わせ、「オフラインモード」、「ワイヤレスモード」、「ワイヤレスモードアドバンスド」を選べるとしている。

 USB接続無しのオフラインモードは、透明な外側のリングを右に回すと画面のテーマを切り替えることができ、左に回すと照明効果を調整できるというもの。

オフラインモード (USB接続無し)

 ワイヤレスモード (USB接続無し)では、L-Wireless Controllerを使用することで、ワイヤレスで画面コンテンツを切り替えたり、監視対象のハードウェアセンサーを選択することができ、LIAN LIのワイヤレス製品全体で照明効果の調整と同期を簡単に行うことが可能となっている。

ワイヤレスモード (USB接続無し)

 ワイヤレスモードアドバンスド (USB接続有り)では、USB接続を追加することで、ワイヤレス照明制御とフルLCDカスタマイズが可能となり、照明効果はすべてのLIAN LIワイヤレス製品とワイヤレスで同期されたまま維持され、LCDは動画や写真のアップロード、モジュール式アセット、テーマ選択を含むフルカスタマイズ機能を使用することができるという。

ワイヤレスモードアドバンスド (USB接続有り)

 上記以外の主な仕様は、ポンプ回転数が2000~2500RPM±10%、ポンプノイズが28dBA、ポンプヘッドサイズが69×87×87mm。

 HydroShift II LCD-C 360TLに搭載されているファンの仕様は、回転数が200~2,600RPM、風量は90.1CFM、静圧は3.97mmH2O、ノイズレベルは33dBA。

 HydroShift II LCD-C 360CLに搭載されているファンの仕様は、回転数が200~2,600RPM、風量は72CFM、静圧は3.0mmH2O、ノイズレベルは31dBA。

[取材協力:ツクモパソコン本店オリオスペック]