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レーシングコックピットの試遊展示やケーブル制作ワークショップも、Thermaltakeの体験イベント「Thermal Camp 2025」開催

 8月2日、Thermaltake主催のイベント「Thermal Camp 2025 ~アフター5自作PCと楽しむ時間~ In Collaboration with ASUS」がLIFORK AKIHABARA IIで開催された。

国内発売前のThermaltakeケースが一堂に会した

 COMPUTEX 2025で展示した新製品の展示・体験イベントで、開催協力は、代理店のアスクとプロゲーミングチーム運営会社のActive。本イベントでは特に体験重視の方向性を採っており、レーシングコックピット製品の動態展示をはじめとして、Sleeving-Japanのケーブル作りワークショップや、国内未発売のPCケース、ゲーミングモニター、CPUクーラーの新製品を見ることができた。

レーシングコックピットを試遊展示、ケーブル作りのワークショップも

 会場の中心には、レーシングコックピット「GR500」と「GR300」を試遊可能な状態で設置していた。ここではウルトラワイドモニター「GCE-49CEUB 49 5K DQHD」にハンドルコントローラーの「G6」、トリプルモニタースタンドなどを組み合わせ、本イベントでも特に人気を集めていた。

 GCE-49CEUB 49 5K DQHDはアスペクト比32:9の49型湾曲ウルトラワイド液晶モニターで、画面解像度は5,120×1,440ドット、リフレッシュレートは240Hz、中間色応答速度は1ms。国内販売価格は未定。

レーシングコックピット「GR500」と49型ウルトラワイドモニター「GCE-49CEUB 49 5K DQHD」。試遊機のケースにはThe Tower 600を使っている
こちらは「GR300」。トリプルモニタースタンドに3台の「GM-GCE-32CEQB」を搭載している
ハンコンとペダルのセット「G6」
レーシングコックピットの試遊では、レーシングアドバイザーの大宮凛子氏が体験者に運転をアドバイス

 Sleeving-Japan代表の関口徹氏によるケーブル作りワークショップでは、スリーブに電線を通し、端子と接続したのち熱収縮チューブで固定/保護してコネクタに繋げるところまでの工程を体験できた。

 来場者のケーブル作り体験を見学させていただいたところ、ケーブルと端子の接続まではスムーズに進める一方で、小型バーナーを使った熱収縮チューブの扱いに苦労している様子。熱収縮チューブは一度収縮すると冷えて固まるため、うまく仕上がらなかったとき、やり直すためにチューブを剥がすのに苦労していた。

Sleeving-Japan代表の関口徹氏によるワークショップ
ケーブル作り体験の様子
電線をカットするときに使うオリジナルの治具
カットした電線を端子に接続する
電線をスリーブに通して熱収縮チューブをとりつける
バーナーで細かく炙って収縮していく
最後にコネクタへ取り付けて完了
Sleeving-Japanが受注しているカスタムモジュラーケーブルの例。状況にもよるが納期は1カ月前後とのこと

最新PCケースの展示も

 PCケースの展示では、人気の八角柱ケース「The Tower 600」やピラーレスケースの「View 600 TG」「View 390 Air」、6型液晶パネルキット対応の「TR200」などが並んだ。Thermaltake製ケースの特徴でもある豊富なカラバリも相まって華やかな印象だった。

 とりわけThe Tower 600についてはASUSの「ROG STRIX Z890-F GAMING WIFI」を搭載した展示機やレーシングコックピットの試遊機に使われているほか、Sleeving-Japanブースに展示している「古民家MOD PC」のベースモデルということもあり、本イベントでも特に目立っていた。

 View 600 TGは、回転式のPCIeスロットやGPUサポートステーを備えたピラーレスフルタワーPCケース。最大420mmまでのラジエーターを搭載可能。発売時期は未定だが価格は149.99米ドル。

 View 390 Airは、上面から側面にかけて曲線を描くワンカーブピラーレスデザインのミドルタワーケース。360mmまでのラジエーターを搭載可能。価格は159.99米ドル。

The Tower 600 Bumble Bee
製品展示中心の会場の中でひときわ異彩を放っていた古民家MOD PC。ベースのThe Tower 600を横向きにしている
壁面や柱はDIYショップで調達。藁葺き屋根はほうきの穂部分を切って作ったという
「View 600 TG」(左)と「View 390 Air」(右)
View 380 XL TG ARGB
The Tower 600の新色「Mocha Mousse」
「TR200」(左)と「TR300」(右)はともに6型液晶キット対応
3.95型液晶搭載の簡易液冷CPUクーラー「MAGFloe 360 Ultra」
カラバリ豊富な「CT120 EX ARGB Sync」
1,050W電源ユニット「TOUGHPOWER PF3」
電源テスター「Dr.Power III」
ASUSのマザーボードはProArtやROG、TUF Gamingなどを展示