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Ryzen AI Max+ 395搭載のポータブルゲーミングPC「GPD WIN 5」が近日発売、RTX 4060並みのGPU性能

GPD WIN 5

 Ryzen AI Max+ 395搭載のポータブルゲーミングPC「GPD WIN 5」が、12月27日(土)に発売予定だ。

 ハイビーム 秋葉原本店などで予約受け付けが始まっている。

 予約価格はメモリ64GB/SSD 4TBモデルが363,000円、メモリ32GB/SSD 2TBモデルが303,000円。このほか、Ryzen AI Max 385/メモリ 32GB/SSD 1TBモデル(予約価格263,000円)も発売予定。

世界で最も高性能な携帯型ゲーム機

 GPD WIN 5はAMD Ryzen AI Max+ 395(16コア/32スレッド/最大5.1GHz/40CU/2,560ストリームプロセッサ)、LPDDR5Xメモリ、M.2 SSD、7インチディスプレイ、Windows 11 Homeなどを搭載したゲーミングPC。本体の寸法は約267×111.6×24.21mm、重量は約565g(本体のみ)。

 ポータブルタイプでありながら、「ゲーミング性能はモバイル版GeForce RTX 4060搭載モデルに匹敵する」(同社)としており、「世界で最も高性能な携帯型ゲーム機」などとうたわれている。

Ryzen AI Max+ 395搭載
製品仕様

 バッテリーは着脱式で、GPDが独自に開発した「FlexPower」技術を採用したという。背面に取り付ける「一体型モード」と、バッテリーを外して電源供給する「有線モード」の2つに対応する。バッテリー容量は80Wh。持続時間は「連続高負荷動作:約2時間」「通常使用:約3~4時間」「軽作業:約6時間」とされている。

着脱式バッテリー採用
180W電源アダプター採用

 表面にはディスプレイのほか静電容量式左・右ジョイスティック、十字ボタン(D-Pad)、ABXYボタン、光学式フィンガーマウスなどが、裏面には背面ボタン、LB・LTボタン、RB・RTボタンなどが、それぞれ装備されている。

バッテリーを装着した状態
バッテリーを外した状態

 このほか、アクティブウィンドウデスクトップ切替ボタン、スクリーンキーボード切替ボタンも装備されている。「キーボード不要!」「ワンクリックでデスクトップに戻る⇔ソフトウェアキーボード起動」などとうたわれており、現在のウィンドウとデスクトップの切り替えや、画面上のキーボードの呼び出しがワンキーで簡単に行えるという。

バッテリーを装着した状態

 世界初のmini SSDスロット内蔵型ポータブルゲーミングPCともうたわれている。PCIe Gen4 x1インターフェースを採用し、最大2TBの容量に対応する。1,600MB/sのシーケンシャル読み書き速度を実現するという。

バッテリーを外した状態
mini SSDスロット搭載

 ディスプレイは「7インチ ネイティブランドスケープディスプレイ」。AMD FreeSync Premium対応で、他の仕様は10点タッチコントロール、リフレッシュレート120Hz、画面解像度1,920×1,080ドットなど。

ディスプレイは7インチ
Frost Wind冷却アーキテクチャ

 GPDの新型「Frost Wind」冷却アーキテクチャを採用したとのこと。風圧が500%向上し、気流効率が92.4%に改善したなどとしており、また、「瞬間熱処理能力」は「120W対応」という。

 I/OポートはUSB4、USB 3.2 Gen2 Type-C、DCポート、mini SSDスロット、USB 3.2 Gen2 Type-A。microSDカードスロット、3.5mmヘッドホン/マイク コンボジャック、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3も装備する。

 付属品は外付けバッテリー、バッテリー・本体接続専用コネクター、DC電源アダプター、DC電源ケーブルなど。

別売りの専用スマートドック。上部にバッテリー充電機能を搭載

 本体の発売にあわせて、バッテリーの充電機能も備えた専用スマートドックや専用バッテリーも発売予定。価格は各15,000円。

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