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魔改造の夜で製作した機体の展示やワークショップなどが人気、新しく生まれ変わった「Kyoto Micro Maker Faire 2026」企業ブースレポート
2026年5月7日 07:05
2026年4月26日、京都工芸繊維大学で、インプレス主催の「Kyoto Micro Maker Faire 2026」が開催された。
Maker Faireは、メイカーと呼ばれるものづくり愛好家が、その成果を披露するお祭りであり、世界中で開催されている。日本では、毎年夏に東京で開催されているほか、京都やつくばなどでも開催実績がある。
京都では、過去に2019年、2023年、2024年の3回Maker Faireが開催されたが、今年から学生メイカーを主体とした「Kyoto Micro Maker Faire―Young Maker Edition」(以下KMMF)として再スタートした。Micro Maker Faireになったことで、以前より規模は小さくなっているのだが、その分入場料も無料になり、親子連れなどが気軽に参加できるイベントになった。
KMMFでは、中学生や高校生、大学生といった学生ブースが中心であったが、学生を支援するスポンサー企業も出展していた。株式会社島津製作所やローム株式会社など、NHKの「魔改造の夜」への出場経験を持つ企業も展示を行っており、注目を集めていた。
そこで本稿では、主に企業ブース展示を紹介する。なお、学生ブースの展示については、こどもとITにレポート記事が掲載される予定だ。
マイクロモビリティ開発体験ワークショップを行っていたスズキ
KMMFは、京都工芸繊維大学 松ヶ崎キャンパスの60周年記念会館をメイン会場として開催された。60周年記念会館は2階建ての建物だが、1階も2階も展示ブースと来場者で混雑しており、非常に盛況であった。
1階では、スズキ株式会社が、マイクロモビリティ開発体験ワークショップを行っていた。これは、モーターに偏心した重りをつけ、その振動で進むマイクロモビリティの組み立てを通じて、モノを作り上げるプロセスを体感できるというものだ。
対象年齢は小学生以上で、所要時間は15分程度である。全部で6回開催されていたが、無料で参加でき、作成したマイクロモビリティを持ち帰ることができるということで、すぐに整理券がなくなっていた。
魔改造の夜で製作した機体や社内モノづくりサークルの製作品を展示していた株式会社島津製作所
株式会社島津製作所は、KMMFで最も大きなブースを出展していた。
NHKの人気番組「魔改造の夜」のビニール傘滞空時間マッチで製作した「バサバサカサフライさん」に関する展示やデモを展示。
「魔改造の夜」出演がきっかけで誕生したモノづくりサークル「モノトコ」のメンバーが製作した、どんなものでも鑑定してくれる「映像言語変換式自動鑑定儀アポロ号」やAI搭載自動操縦ミニ四駆、オリジナルキャラの重ね押しスタンプなども展示されており、人気を集めていた。
ロームは魔改造の夜で製作した機体や完全自立型AIチップを展示
ローム株式会社は、「魔改造の夜」で製作した「ヘラクレスリッパ」に関する展示や同社が開発した完全自立型AIチップ「Solist-AI」に関する展示を行っていた。
ヘラクレスリッパは、実機や実機の分解モデルなどが展示されており、注目を集めていた。
また、Solist-AIは、クラウドやネットワークが不要で、単体で学習が可能なAIチップである。実際にブースでは、Solist-AIがセンサーの値を学習する様子のデモが行われていた。
独自の立体不織布製造技術Melooopを展示していた株式会社ワコール
株式会社ワコールは、同社が独自開発した立体不織布製造技術Melooopに関する展示を行っていた。
Melooopは、3台のロボットアームを使い、ロボットアームに持たせた3Dプリント型に溶けた樹脂繊維を吹き付けることで、立体成型を行う一種の3Dプリンターであるが、吹き付ける樹脂の種類、温度、距離、速度などのパラメータをコントロールすることで、成形物の固さなどの物性を自由に制御できることが特徴だ。
Melooopは、実際に同社のブラジャーの製造に使われているほか、さまざまな応用が期待され、協業相手を探しているとのことだ。
UVプリンターと切削加工機を展示していたローランドディー.ジー.
ローランドディー.ジー.株式会社は、同社のUVプリンター「BD-8」とコンパクトな切削加工機「SRM-20」の展示を行っていた。
BD-8は、重ねて印刷することで、凹凸のテクスチャをつけることが可能であり、実際に印刷物を触って手触りを実感することができた。
また、3つのつまみを回すことでさまざまな幾何学模様を作り出すSPIRO MAKERと、その模様を印刷するデモも行われていた。
SRM-20については、実際に切削されたものが展示されていたほか、SRM-20を使ったものではないが、金属の切削加工による部品を多用したかわさきロボット競技大会への出場ロボットも展示されていた。
新製品を含むさまざまな製品を展示していたM5Stackのブース
M5Stackブースでは、新製品を含むさまざまな同社製品を展示していた。
3DプリンターやCNC工作キットなどモノ作りを支える機器も展示
その他の企業ブースもまとめて紹介。
AvalonTech株式会社は、同社のCNC工作キットや直動スライダーのデモを行っていた。
また、株式会社サンステラは同社が代理店となっているBambuLabの3Dプリンター「A1 mini」と「X2D」を展示していた。
株式会社スイッチサイエンスは、M5Stackの「RollerCAN Lite」や6軸アームロボット「myCobot 280 RDK X5」のデモを行っていた。




























































