ニュース
道路設備による屋外無線LANの社会実験開始、無償利用可
万世橋~神田明神下間
(2013/2/19 12:10)
道路照明灯に無線LAN-APを設置
この社会実験は国土交通省関東地方整備局によるもので、名称は「道路空間等における緊急時のインターネット通信環境整備」。
国道17号の万世橋~昌平橋~神田明神下の区間にある道路照明灯の柱に、無線LANのアンテナやアクセスポイントを設置、ネットワークインフラを構築するという内容だ。16日(土)時点で、柱に無線LAN機器の入ったボックスが設置されているのが確認できた。
実験の目的は2つで、「大規模災害発生時における道路管理者と点検・復旧を行う外部機関との通信手段の確保」と「通常時における一般ユーザーの通信環境の向上」とされている。
期間中は、一般が利用可能な公衆用SSID「roadwifi」が設定(全アクセスポイント共通)。手持ちのスマートフォンなどからアクセスして、インターネットが利用できる。
なお、公衆用SSIDのほかに道路管理者用SSIDが設定されており、通常は公衆用に多くのネットワーク容量を割り当てるが、災害時は道路管理者用に容量を多く割り当てるという。
ちなみに、以前は秋葉原の中央通りでもNTTコミュニケーションズの「ホットスポット」による公衆無線LANサービスが展開されていたが、2012年11月で終了している(プロバイダ契約が必要な「OCNホットスポット」は継続中)。