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40台のSATA-HDDが接続できる拡張カードが発売

(4/18 13:40更新)ファンアウトケーブルの販売方法、対応OSに関しての記載を訂正いたしました。

 40基ものHDDが接続できる6Gbps SATAカードが登場、HighPointの「Rocket 750」が発売された。RAID機能は非搭載。実売価格は89,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 なお、パッケージには、ドライブの接続に必要なmini-SAS(SFF-8087)ポート用のファンアウトケーブルは同梱されていない。オリオスペックでは、SATAカード+長さ1mのファンアウトケーブル4本セット(価格95,800円)、SATAカード+同10本セット(同102,800円)も販売中だ。

基板の表裏に計8個のポートマルチプライヤー

 Rocket 750は、40基の6Gbps SATAポートが増設できるPCI Express 2.0 x8接続のインターフェイスカード。全40ポートに4TB HDDを接続した場合、160TBの巨大ストレージの構築が可能とされている。

 多数のSATAポートが使用できるカードとしては、32基の3Gbps SATAポートを持つ同社「DC7280」もあるが、今回のRocket 750はそれを上回るスペック。また、同店は、Rocket 750はUEFIマザーにも対応しているとしており、最新環境への導入を考えている人にとっても注目と言える。

 基板には、Marvell製コントローラ「88SE9485」や、8個のポートマルチプライヤー「88SM9715」、10基のmini-SASポートが搭載。88SM9715は基板の表裏に計8個搭載されている。

 mini-SASポート1基あたり4基のSATAデバイスが接続可能。160TBストレージ(4TB HDD×40)を構築するには、10本のファンアウトケーブルが必要だ。また、ホットプラグ、ホットスワップもサポートする。

 対応OSはWindows 8/7/Server 2012/Server 2008 R2、Linux(Ubuntu、SUSE Linux Enterprise Server、Red Hat Enterprise Linux、Fedora他)、FreeBSD。国内代理店のディラックによれば、カードサイズは198.1×125.2mm。

[撮影協力:オリオスペックパソコンショップ アーク]

HighPoint Rocket 750