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11ac対応のUSB無線アダプタが初登場、フルスピードは「要USB 3.0」
最大867Mbps
(2013/4/19 23:53)
ドラフト802.11ac準拠のUSB子機が初登場、最大867Mbps対応のアイ・オー・データ製「WN-AC867U」が発売された。実売価格は6,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。
同規格に準拠した製品としては、いわゆる「親機」の無線ルータのみが発売されており、「子機」としてはこれが初。これでノートPCなどから802.11ac環境が直接利用できるようになったことになる。
最大867Mbps対応、「USB 3.0推奨」
この製品は2本のアンテナを搭載、最大867Mbpsに対応するUSB 3.0対応の無線LANアダプタ。11acの対応ルータは、バッファローの802.11acルータ「WZR-1750DHP」(アンテナ3本)など最大1,300Mbpsに対応する製品もあるが、その上限速度には対応できないことになる。
興味深いのは、802.11acの高速転送を実現するために、USB 3.0環境での利用が推奨されている点。
これは、この製品の最大速度(867Mbps)がUSB 2.0インターフェイスの最大速度(480Mbps)を上回るためで、同社は「USB 2.0/1.1ではスピード性能を最大限に発揮できない場合がある」としている。また、OSにも注意が必要で、「Windows XP環境ではUSB 2.0接続となる」(同社)という。
本体サイズ(約)は幅32×奥行き101×高さ14.2mm、重量は約30g。本体表面には薄型の可動アンテナが装備されており、90度まで角度を変えられる。IEEE 802.11nモードでの最大対応速度は300Mbps。対応OSはWindows 8/7/Vista/XP。
なお、同社製以外のUSB子機については、やはり最大867MbpsのNEC製「AtermWL900U」が5月中旬に発売される予定。
[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 本館]