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Haswellは電源も「要対応」、一部メーカーがアナウンス

省電力機能の強化で

ショップに配布されたENERMAXの告知

 発売が近いと見られる、Ivy Bridge後継の第4世代Coreプロセッサ「Haswell」だが、今回は電源も「Haswell対応」が求められることになりそうだ。

 ENERMAXの日本法人であるクーラージャイアントと代理店のリンクスインターナショナルでは、ENERMAX製電源のHaswell対応状況を公表しているが、両社によると省電力機能の強化によってこうした対応が必要になったのだという。

0.05Aの出力制御が必要に

 Haswellでは、CPUの電力状態を示すCステートが強化。既存のC6/C7ステートが拡張されるほか、新たにC8/C9/C10ステートという省電力モードが追加される。

 クーラージャイアントと代理店のリンクスが2日(木)付けで発表したリリースによれば、このC6/C7ステートでは0.05Aという小さな電流での出力制御が必要という。同リリースではPlatimaxシリーズ、Revolution87+シリーズ、MaxRevoシリーズなど8シリーズ/30機種以上(日本未発表製品を含む)が「Haswell対応」だと明示している。

 さらに、これらの対応製品は電流が0Aの状態でも出力可能という。両社はこれを「ZERO LOAD Design」と呼んでおり、クーラージャイアントのリリースではロゴマークも紹介されている。

 また、同社以外では、SilverStoneも対応電源リストを明示している。

 「非対応電源」を接続した場合、具体的にどういう動作になるのかは不明だが、少なくとも「対応電源が公表されている」という状況にあることは覚えておいたほうがいいだろう。なお、C8/C9/C10ステートが有効化されるのはモバイル向けHaswellのみの見込み。デスクトップ向けの通常版HaswellはC7ステートまでの実装と思われる。

[撮影協力:TSUKUMO eX.]