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長さが短いGTX 670が登場、Mini-ITX向け

(5/11 22:50更新)ZOTAC製品を追記。

 コンパクトでOCタイプのGeForce GTX 670カードが登場、ASUSの「GTX670-DCMOC-2GD5」が発売された。カード長は約170mmで、Mini-ITX向けがうたわれている。

 実売価格は52,000円前後(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)

240mm→170.1mmに小型化

上は通常版

 GeForce GTX 670を搭載したビデオカードについては、基板より大型のクーラーを用いた製品が多いが、今回の製品では基板とほぼ同サイズのクーラーが採用されているのが特徴。

 リファレンス品のカード長は240mm強だが、今回の製品では170.1mmと、大幅な小型化が実現されている。同社曰く、Mini-ITXフォームファクタでゲーミングPCを自作するのに好適という。

 冷却システムには、ベイパーチャンバーを用いた独自の「DirectCU」を使用。リファレンスクーラーより20%(7.5℃)高い冷却性能を持ち、さらに静粛性も3倍高いとしている。

 また、「Direct Power」技術により基板・VRMを独自デザインし、小型カードながら電源を強化したというのも特徴。ゲーム時やオーバークロック時にもGPUへ安定的に電源を供給し、さらに高効率により基板温度を最大15%低下させるという。

 OCについてはGPUのみアップされている。クロックはGPUが通常928MHz、ブースト時1,006MHz、メモリが1,502MHz(データレート6,008MHz)。搭載メモリはGDDR5 2GB。

 カードの厚さは2スロット分で、カードサイズは170.1×121.9×40.6mm。外部電源端子は8ピン×1。映像端子はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI×2を備える。

 なお、長さが短いGeForce GTX 670はZOTACも発売しているが、こちらの長さは177.8mm。「Mini-ITX用」とするにはやや長い。

[撮影協力:ドスパラパーツ館]

ASUS GTX670-DCMOC-2GD5