NAS向けのIvy版Celeronマザーが発売、USB 3.0オンボード

　Ivy Bridge版Celeron「1007U」を搭載したマザーボードの「NAS向け」モデルが登場、GiadaのMini-ITXマザー「N70E-DR」が発売された。実売価格は16,980円（詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと）。

　Celeron 1007U搭載品として初めてUSB 3.0をオンボード搭載していること、そしてサウンド機能がないことが特徴だ。

チップセットにHM77を利用

　N70E-DRは、Ivy Bridge版のモバイル向けCeleronであるCeleron 1007U（デュアルコア、クロック1.5GHz）と、Intel HM77 Expressチップセットを搭載したMini-ITXマザーボード。

　Celeron 1007U搭載マザーとしては、チップセットにIntel NM70 Expressを用いたGIGABYTEの「GA-C1007UN-D」もあるが、今回の製品はIntel HM77 Expressを搭載、USB 3.0インターフェイスを備えているのが特徴だ。

　ただし、USB 3.0ポートはI/Oパネル部にはなく、ピンヘッダとして用意されている。また、映像端子については、HDMIやDVIは非搭載で、VGAのみが装備。サウンド端子も非搭載となっている。

　スロット数はPCI Express x16×1（x4モードで動作）、DDR3 SO-DIMM×1（最大8GB）。主な搭載機能はVGA、Gigabit Ethernet（2ポート）、6Gbps SATA（2ポート）、3Gbps SATA（4ポート）、RAID 0/1/5/10、USB 3.0、USB 2.0。

　サウンド機能がないなど、汎用的に使うのは難しそうだが、確かにNASなどには便利そう。ある程度パフォーマンスが欲しいNASを作りたい場合は候補の一つになるかもしれない。

[撮影協力:パソコンショップ アークとオリオスペック]