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Tegra 4搭載タブレットが初登場、ペン入力も可能

保護カバー+キーボード付きで約9万円

 Tegra 4搭載タブレットが初登場、東芝の「REGZA Tablet」シリーズのハイエンドモデル「AT703/58J」が発売された。高解像度ディスプレイや802.11ac無線LANを備えるほか、ペン入力に対応しているのも特徴。実売価格は89,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

解像度は2,560×1,600ドット、着脱式キーボードが付属

 Tegra 4は、NVIDIAのモバイル向けプロセッサの最新モデル。CPUアーキテクチャがTegra 3のCortex-A9からCortex-A15へと進化し、最大クロックも1.7GHz→1.9GHzとアップしている。統合GPUも、72個のカスタムコアを持つNVIDIA GPUへと強化され、従来比で約6倍の性能を持つほか、最大3,200×2,000ドットの高解像度がサポートされている。

 また、省電力性能も向上。クアッドコアCPUにバッテリー管理コア「バッテリー・セーバー・コア」を組み合わせるという「4+1」構成を踏襲しつつ、バッテリー・セーバー・コアが第2世代へと進化、HD動画を再生した場合でも長時間のバッテリー寿命が実現できるとしている。

 今回発売されたAT703/58Jは、そのTegra 4(最大クロック1.8GHz)と10.1インチ液晶ディスプレイ(2,560×1,600ドット)、Android 4.2を搭載したタブレット端末。

 ディスプレイには電磁誘導式デジタイザーが搭載されており、専用ペンによる入力も行なえる。同社によれば、このペンは手書き入力に最適化されており「紙に文字を書くような自然な書き心地を再現できる」という。専用の手書きノートアプリ「TruNote」も導入されている。

 また、保護カバーとして機能するBluetoothキーボードが付属しているのも特徴。カバーを開くとキーボードスタンドになり、タブレットを立て掛けてタイピングが行なえる。
 メモリ容量は2GB、ストレージ容量は32GB。主な搭載機能はMicro HDMI、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0(Smart Ready)、microSDカードスロット、Micro USB、リアカメラ(約800万画素)、フロントカメラ(約120万画素)。センサーはGPS、電子コンパス、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサーを備える。

 本体サイズ(約)は260.7×178.9×10.5mm(カバー装着時は264.7×184.3×19.8mm)、重量は約671g(同約1.2kg)。バッテリー駆動時間は約9.5時間、充電時間は約4.5時間。付属品はBluetoothキーボード、デジタイザーペン、Micro USBケーブル、ACアダプタなど。

 なお、ペン入力非対応・キーボードなしで、Tegra 3や10.1インチ液晶ディスプレイ(1,280×800ドット)、Android 4.2、メモリ1GBを搭載したスタンダードモデル「AT503/38J」も同時発売されている。実売価格は49,800円。

[撮影協力:ソフマップ 秋葉原 リユース総合館]

東芝 AT703/58J