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メーカー公認の改造?交換用クーラーが付属したGeForce GTX TITANが発売

ユーザー自身がクーラー交換

 450Wまで対応するという交換用クーラーが付属したOCタイプのGeForce GTX TITANカード「GV-NTITANOC-6GD-B」がGIGABYTEから発売された。実売価格は約14万円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

 付属クーラーに交換した場合、メーカーサポートは有効だが、販売ショップのBUY MORE秋葉原本店は「店頭サポートは受けられなくなる」としている。

交換用クーラーは新タイプのWINDFORCE 3X

 この製品は、コアクロックが通常928MHz、ブースト時980MHzに、それぞれアップされたオーバークロックタイプのGeForce GTX TITAN搭載ビデオカード。メモリデータレートはリファレンス仕様と同じ6,008MHz。

 同社製のオリジナルクーラー「WINDFORCE 3X」が付属しているのも特徴。カード自体はリファレンスデザインだが、付属クーラーに交換することで、冷却能力を向上させることができる。冷却能力については450Wまで対応するとされている。

 ちなみに、GIGABYTEによれば、今回の製品に付属しているWINDFORCE 3Xは、従来製品に搭載されていたモデルとは異なる“新WINDFORCE 3X”という。

 新モデルは、従来モデルよりスリム化されているが、冷却性能は向上しているとのこと。メタル製ファンカバーや、乱気流を抑えるという「Inclined Fan」などを採用することで、大型クーラーと同等の高い冷却性能を実現したという。クーラー装着時のビデオカードの厚さは2スロット分。

 なお、GTX TITANのリファレンスカードの消費電力は250Wで、“新WINDFORCE 3X”が持つ450Wの冷却能力はオーバースペックだが、これについて同社は「450Wまで冷却できるクーラー性能だからこそ何をしても冷える」と、そのメリットをアピールしている。

 ただし、クーラーの交換作業はユーザー自身が行なうことになる。作業手順は付属の英語簡易マニュアルに記されている。また、前述のとおり、交換によって店頭サポートが無効になるとしているショップもあるため、交換前に初期不良がないかなどを確認したほうがよさそうだ。

 搭載メモリはGDDR5 6GB。外部電源端子は6ピンと8ピンを各1基備え、600W以上の電源が必要とされている。映像端子はDisplayPort×1、HDMI×1、DVI×2を備える。

[撮影協力:ZOA 秋葉原本店BUY MORE秋葉原本店ツクモパソコン本店ドスパラパーツ館]

GIGABYTE GV-NTITANOC-6GD-B