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指と手でPC操作、新型センサー「Leap Motion」が発売

10指の動きを1/100mm単位で検出可能

 手や指の動きでPCへの入力が行なえるという米Leap Motionが開発した入力デバイス「Leap Motion」がパソコンハウス東映に入荷した。販売されているのは海外版で、実売価格は17,300円。在庫は1個という(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。

モーションセンシング対応の入力デバイス、要対応アプリ

 この製品は、手や指を用いてPCへの入力が行なえるようになるモーションセンシング対応の入力デバイス。対応アプリ・ゲームでは「写真をめくる」「物体を指でつまんで持ち上げる」「フルーツを指でスライスする」といった操作も可能という。

 最大の特徴は、100分の1mm単位で両手・10本の指を検知するという高精細のセンシング技術。同社は「既存のセンシング技術の200倍の感度を持ち、1インチの立方体の中に傑作を描くこともできる」と豪語する。検知可能な範囲は約8立方フィートで、左右の角度は150度とされている。

 また、Kinectなどのように全身ではなく、手指のセンシングに特化したとあって、本体サイズは高さ12.7×幅80mmとコンパクト。PCディスプレイやキーボード、ノートPCなどの前に置いても、邪魔にならないのがメリットだ。

 PCとは付属のUSBケーブルで接続。このほか、簡易マニュアルが付属する。対応OSはWindows 8/7、Mac OS X 10.7以降。

 ただし、Leap Motionが使えるのは対応アプリ上のみ。同社も「この製品はキーボード、マウス、スタイラスなどの代替ではない」としているので注意が必要だ。

 対応アプリは、同社が開設したアプリストア「Airspace」で入手が可能。Airspaceでは、ユーザーなどが開発したアプリを提供したり、購入したりできる。ちなみに、無料アプリとしてはLeap Motion対応版のGoogle Earthもある。

 なお、同社は開発者向けコミュニティも開設しており、アプリ開発用のSDKの配布も行なっている。

[撮影協力:パソコンハウス東映]

Leap Motion