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「Reserator」ブランドのZalman製水冷キットが来週発売、CPUのみの簡易タイプ

 Zalmanの水冷キット「Resarator」シリーズの新モデルが久々に登場、CPUのみ冷却する簡易タイプの「Reserator3 MAX」のサンプルがパソコンショップ アークツクモパソコン本店に入荷した。

 販売可能な製品は8月9日(金)に入荷する見込み。予価は12,980円。

Reseratorブランドの簡易水冷キット

 高さ592mmの巨大ラジエータを採用した初代「Reserator 1」、パネル型ラジエータの第2世代「Reserator 2」といった従来モデルは、大容量の外付けラジエータによりCPUやビデオカードなどが一度に冷却できるオールインワンタイプだったが、最新の今モデルでは、CPUのみを冷却する簡易タイプに変更。

 ポンプを内蔵した水冷ヘッドと小型ラジエータとで構成されており、ラジエータはPCケース背面のケースファン部に装着できる。

 ラジエータは円形で、見た目は空冷CPUクーラーのヒートシンク部分のよう。内部では、直径の異なる2つの銅製フィンが重なっており、さらに水路となる銅製パイプを、4つの円を描くように配置することで、冷却効果を高めたという。

 なお、別途用意した120mmファンとラジエータを重ねて装着することも可能で、これにより強力な冷却効果が得られるとしている。

 また、冷却液には、特定物質のナノレベルの粒子を混合した「ナノ流体」が採用。熱の伝導率や流速などを向上させる効果があり、これにより冷却性能が最大化できるという。同社は、ナノ流体の採用は世界初としている。

 対応CPUソケットはLGA2011/1366/1156/1155/1150/775、Socket FM2/FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。本体サイズはラジエーターが120×145×79mm、水冷ヘッドが70×85×37mm。ファン回転数は1,000~2,200rpm、ノイズレベルは18.9~36.7dB。

 付属品はAMD CPU用クリップ、Intel CPU用クリップ、バックプレート、同社製グリス「ZM-STG2M」など。

[撮影協力:パソコンショップ アークツクモパソコン本店]

Zalman Reserator3 MAX