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Supermicroのオーバークロックマザーが発売、既に完売

次回入荷は8月下旬

 サーバー向けマザーの著名メーカー、Supermicroがオーバークロック向けマザーを発売。Z87チップセットを搭載した「C7Z87-OCE」が販売された。基板上にはOC用ボタンも搭載している。

 実売価格は35,800円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。ただし、販売していたOVERCLOCK WORKSでは既に売り切れ。次回は8月下旬に入荷する予定。

Supermicro製のOCマザー

 C7Z87-OCEはIntel Z87 Expressチップセットを搭載したLGA1150マザーボード。サーバー/ワークステーション向け製品がメインの同社としては珍しい、オーバークロック用途を意識した設計が特徴だ。

 象徴的なのは、基板の隅に用意された3つのOCボタン。ボタンにはそれぞれバイク、フォーミュラカー、ジェット機のアイコンが描かれており、CPUクロックを15%、20~25%、ユーザー設定値(BIOSで設定)にアップできるという。また、メモリのOCにも対応しており、最大でDDR3-3000をサポートするとしている。

 OCボタンの近くにはCMOSリセットボタンも装備。CMOSリセットボタンはI/Oパネル部にも装備されている。このほか、基板上には、POSTコードを表示する2桁の7セグメントLEDや、電源ボタンもある。

 スロット数はPCIe 3.0 x16×3(CrossFireX/SLIサポート)、PCIe 2.0 x4×3(x1モードで動作)、DDR3 DIMM×4(最大32GB、Unbuffered/Non-ECC対応)。

 PCIe x16スロットの帯域は3基合計でx16で、カードを1枚装着した場合はx16/x0/x0モードで、2枚ではx8/x8/x0モードで、3枚ではx8/x4/x4モードで、それぞれ動作するとしている。

 また、基板上にはPLXのPCIe 2.0スイッチチップ「PEX 8606」があるが、これはZ87チップセットと、3基のPCIe 2.0スロットやUSB 3.0コントローラ(Renesas μPD720201)との接続に用いているという。

 主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、DVI、VGA、Thunderbolt(Mini DisplayPortと兼用、トリプルディスプレイサポート)、Gigabit Ethernet(2ポート)、6Gbps SATA(8ポート)、RAID 0/1/5/10、USB 3.0(I/Oパネル部4ポート、ピンヘッダ4ポート)、7.1チャンネルサウンド。

[撮影協力:OVERCLOCK WORKS]

Supermicro C7Z87-OCE