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赤い筐体でIris Pro搭載、超小型PC「BRIX」の最上位モデルが発売
CPUはTDP65WのCore i7-4770R
(2014/3/7 19:56)
“GIGABYTE版NUC”ことBRIXのIris Pro搭載モデル「BRIX Pro」が登場、Core i7-4770Rを搭載した「GB-BXi7-4770R」が発売された。実売価格は8万円弱(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。PC自作キットとしては高価なモデルだが、一部ショップでは発売日当日に売り切れとなっている。
Haswell内蔵GPUの最上位「Iris Pro Graphics 5200」を搭載
BRIX Proは、同社の超小型PCであるBRIXの上位モデルで、Haswell内蔵GPUの最上位「Iris Pro Graphics 5200」が搭載されているのが最大の特徴。これまでとは異なるレッドとブラックのカラーリングも印象的だ。
Iris Pro Graphics 5200では、ビデオメモリとしてeDRAMがパッケージ内に搭載、下位のHD Graphics 4000/5000シリーズを大きく上回るグラフィックス性能が実現されている。
実際に、PC WatchがBRIX Proの試作機(CPUは4コア/4スレッドのCore i5-4670R)で行なったベンチマークテストでは、Intel NUCのCore i5-4250U搭載モデル「D54250WYK」(HD Graphics 5000)との比較で、3DMarkでほぼ2倍以上、FFXIVベンチマークで3倍弱という高いスコアが出ている。今回のモデルでは、試作機よりも上位のCPUが搭載されているため、さらに高いスコアが期待できる。超小型PCでゲームのパフォーマンスも重視したいという人には、まさに注目の製品と言える。
今回のモデルの搭載CPUは4コア/8スレッドのCore i7-4770R。主なスペックは、クロックが通常3.2GHz、ターボ時最大3.9GHz、キャッシュ容量6MB、最大TDP 65W。内蔵GPUであるIris Pro Graphics 5200のクロックは通常200MHz、最大1.3GHzで、Quick Sync Video、WiDi、Clear Video HDなどもサポートする。
BRIX Proの本体サイズは62×111.4×114.4mm。BRIXの2.5インチドライブ対応モデル(42.8×107.6×114.4mm)より大型化しているが、設置面積はほぼ同じで、VESAマウントもサポート(75×75mm、100×100mm対応)。また、本体背面は上側、下側の2ヶ所に冷却用の通風口が設けられている。
メモリスロット数はDDR3L SO-DIMM×2(最大16GB、1.35V対応)。ストレージは、2.5インチHDD/SSD(6Gbps SATA接続)とmSATA SSDが搭載できる。また、Mini PCIeスロットも備えているが、無線LAN/Bluetoothモジュールで使用済みとなっている。
その他の主な搭載機能・インターフェイスはMini DisplayPort、HDMI、Gigabit Ethernet、無線LAN(IEEE 802.11b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0、USB 3.0(前面×2、背面×2)、ヘッドフォンジャック(S/PDIFサポート)。
付属品はVESAマウントブラケット、ACアダプタ(19V/7.1A)、電源ケーブル、ドライバCDなど。
[撮影協力:ツクモeX.パソコン館とツクモパソコン本店とパソコンハウス東映]