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モバイルバッテリーでも動作する超小型PC「LIVA」が発売

Bay Trail-M搭載で、税込1.8万円

 モバイルバッテリーでも使えるというECSの超小型ファンレスPC「LIVA」が発売された。マザーなどのパーツをPCケースに組み込む工程が楽しめるのも特徴だ。

 販売されているのはストレージ32GBモデル「LIVA-B3-2G-32G」で、店頭価格は税込17,980円(詳細は「今週見つけた新製品」参照のこと)。販売しているBUY MORE秋葉原本店では、初回特典として小型スピーカーがセットになっている。

Bay Trail-Mやメモリ、ストレージは標準搭載、別途OSを用意すれば利用可能

マザー表面
I/Oパネル部
マザー裏面
ケース
ケース側面
モバイルバッテリーで動作
組み立て方
製品パッケージ

 LIVAは、本体サイズが幅118×奥行き70×高さ56mmというコンパクトなPC自作キット。Intel NUC(116.6×112×34.5mm)やGIGABYTE BRIX(107.6×114.4×29.9mm)より高さはあるものの、設置面積は3製品では最小で、またモバイルバッテリーでも使えるという電源仕様もユニークだ。

 本体背面に電源供給用のMicro USBポートがあり、同社によれば「出力が2.1A以上のモバイルバッテリーを接続すれば動作する」という。通常のUSB機器(500mA)を大きく上回る電源仕様とはいえ、最近はiPadなどへの対応を謳った高出力タイプのモバイルバッテリーも増えており、決してハードルは高くない。

 ただ、「付属のACアダプタ以外での使用は保証対象外となる」(同社)とされている点は、念のために覚えておきたい。付属のACアダプタの出力は5V/3Aで、もちろん出力側はMicro USBコネクタとなっている。また、本体背面にはUSB 3.0/2.0ポートが各1基あるが、接続機器の消費電力は合計で5Wまでとされている。

 本体には、CPU(SoC)としてBay Trail-Mが搭載。メモリ(DDR3L 2GB)やストレージ(eMMC 32GBまたは64GB)も搭載されており、ユーザーはOSのみを別途用意する。ただし、現時点の対応OSはWindows 8.1 64bitのみとされている。

 主な搭載機能・インターフェイスはHDMI、VGA、Gigabit Ethernet、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n)、Bluetooth 2.1+EDR/4.0、USB 3.0、USB 2.0、2チャンネルサウンド。

 なお、PCケースやマザーボード、無線LAN/Bluetoothモジュール、無線LANアンテナなどはパッケージに個別に収められており、ユーザーが組み立てを行なう。

 マザーなどのパーツがあらかじめ組み込まれているNUCやBRIXなどとは異なる、PC自作キットとしては珍しい構成で、一から組み立てる工程を楽しみたい人にとっても注目の製品と言える。

[撮影協力:BUY MORE秋葉原本店]

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